元外務次官が日本とアメリカでかわされた密約の存在を明らかにした。
その内容は、「核兵器を搭載した米軍艦船の寄港や領海通過を日本政府が黙認する」というもの。
世界唯一の被爆国、平和憲法を掲げる日本。だけど、”持たず、作らず、持ち込ませず”という日本が大事に拝んできた非核三原則を有名無実化するような行為になる。
これまでも、知らないうちに日本に寄港していることはあったとは言われていたし、アメリカもそういう文書を公開している。
この元外務次官は、冷戦時代真っただ中の当時と現在とでは状況が違うので、証言をしたという。
まぁ、冷戦は終わったけれど、東アジアを取り巻く勢力図は緊張感あふれる状態であって、「まぁええやろう」って時代背景ではないと思う。
けれど、ホンマにええ加減本気でこの国を守るということについて、ぼちぼち議論をするべきやと思う。
田母神氏がマスコミに出だした頃、彼の立場で意見を言うことに対しての批判と、彼の論文を全く読んでいない連中の批判ばかりやった。
これもまたタブー視して、本質的な議論をする機会を、またしても目と耳を閉じて逃してしまうんやろうか。
この非核三原則の三番目、”持ち込ませず”をなんとかするべきであるということは、以前から論壇では当たり前のように言われてきた。
だけど、ことはこの日本をどうするかということや。
自称・民主主義の国であるならもっと国民レベルでの意識と知識の底上げが急務やと思う。
自称・情報化社会あるという日本。
テレビやネットや新聞では毎日世界のニュースを伝えているはずやろう。
ユダヤ人やパレスチナ人はなぜあれほど命をかけるのか、イラン、アフガン、イラク、…。
チベット人はなぜ抵抗するのか、中国はなぜそれでもなお圧力の手を緩めないのか…。
歴史的な背景は頭に入れておく必要があるけれど、どれも根っこは同じや。
民族自決。自分たちの民族の手で自分たちの国をつくり、守りたいという普遍の欲求なんや。
これに対して、世界市民的な思想でもって反対する人もおる。
だけど、今の日本はそういうわけでもなく、ただ昔からあるこの国土がいつまでも日本という名前であるという幻想を、信じるとかいうほど認識しないで過ごしている。
無防備な富は戦争を引き起こすと言われている。
ええとか悪いとかではなく、外交の世界は力が論理の世界や。
自分たちで守れない民族は、その祖国を失い、支配される。こんなことは世界を見渡せば分かることや。
今の日本は、精神的にも肉体的にも、完全に引きこもりやと思う。
安倍内閣時代の憲法改正気運も頓挫し、田母神氏の出現も本質的なことと関係のないレベルで騒がれただけ。
1回、2回と失敗してきた。
二度あることは三度あるのか、はたまた三度目の正直となるのか。

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