26日はヘルパーの講義が無かったので、ちょー久々に窯を焚きながらメディアウオッチングだー。チェックしておいた「クローズアップ現代」では、富山の人工呼吸器取り外し事件の波紋についてやってたけど、これはちょっと腰を据えて考えなきゃいけないので、今回はパス。次回を乞ご期待。
その後はTBS系列でやっていた「ドリームプレス社」の特番(首都圏では8:00から)が、逸見政孝と本田美奈子てな具合でガンをテーマにしてるので、「どーせお涙ちょーだいの下らねー内容だろー」と思いながらも、ついつられて最後まで見ちゃった。
で、本田美奈子の方は、どーやら近々イベントがあるらしくて、早い話がそれの宣伝ですな。ただ彼女が死んだちょうど翌日に、最凶の親しかった友人が乳ガンで死んでいて、当時ニュースを見ながら「頼むから連れて行くなよー」と思いながらも、結局はそれが現実になってしまったんで、「アメージングブレイス」がかかると条件反射的にそのことを思い出し、つい涙。別にテレビの内容とは関係ないんだけどね。
一方、逸見政孝のほーなんだけど、なんで彼を今さら紹介したのか、番組の意図が全く分かりまっせーん。しかも、本田美奈子はけっこー詳しく治療法を解説しているのに、彼の方は、胃ガンが見つかって手術した→再発して記者会見をした→ソーゼツな闘病生活が始まった→でも死んじゃった。と、VTRや再現ドラマでサラーッと流して、後は知り合いの思い出話だけ。
ま、そりゃーそーでしょーね。実際には彼の場合「これで治るかも」という根拠の無い期待を持たされて、2度の手術とろくに効きもしない抗ガン剤の副作用で苦しんだあげく、最後に臓器を3kgも取る無理な手術をして、それでもまだ自分は治ると思って遺書も残さないまま、その約3ヶ月後には死んじゃったんだから(元ネタは近藤センセの本)。
この一連の治療については、当時もかなり批判があって、いろんな本にも「患者に過度の期待を持たせて無理な治療をした悪い例」として取り上げられてるほど。ちょっと詳しく解説したら、すぐボロが出ちゃうもんね。ヘタすりゃ執刀した病院や医師に「今ごろ蒸し返すな!!」って訴えられちゃうかも。「ソーゼツな闘病」で片付けちゃうしかできないわけだ。うぷぷぷぷぷ。
と、ここで最凶の八丁味噌色の脳細胞がひらめき、多くの謎がカチリと音をたてて一つにつながった!。
「王さん!あなたに関係ありますね!」同じ胃ガンという、あまりにも安易な連想だけど、まさにテレビ屋が得意な短絡思考回路じゃん。おんや〜〜??。まさか症状が意外と重くて、何かあった時のための前フリじゃあないでしょうねー。
王の場合も、手術後に球団の選手や町で聞いた声は、「手術が成功してよかったス、早く元気になって欲しいっス」てな感じのものが多くて、メディアの論調もそれをなぞってるだけ。
しかしですねー、ガンは全身病で「手術の成功」って「患部が取れて患者は術死しませんでした」ってことに過ぎないだろーし「これで治ります」って保証にはならないと思うんだけどどーよ。
逸見政孝の時から10年以上も時間がたってるのに、メディアの姿勢はあいかわらず「手術成功=治癒=あとは復帰を待つばかり」といったイメージばっか流してるよーに見えるんですけどー。執刀医師の記者会見なんて、そんなイメージ操作の最たるもんだね。
これって実際のガン患者にとっちゃーいい迷惑。こっちはこれから5年10年と再発の可能性におびえてなきゃいけないのに、なかには「手術がうまくいったからこれで安心ねー」みたいな無神経な発言するヤツは、いくらでもいるもんな。
患者だってそれまでメデイアに流されていたのが、病気を機会に突然カシコくなるなんてことはありえないだろーから、誤った認識や過度の期待をしちゃう人は少なくないと思うぞ。
んでもって再発したら、今度はまたまたワンパターンで「ソーゼツな闘病」かい。お前らちゃんと仕事してんのか?。
もっとも、これだって病気をドラマチックにとらえたい、視聴者の希望を満たしてるっちゃーそれまでなんだよな。ブラックジャックや「神の手」の医師ばかりがこんなに受けてんのがなによりの証拠。やっぱ「視聴者はその程度にあった番組しか見ることはできない」って格言はホントです。しょぼーん。
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