メディアにとって子どもや産婦ってのは、まさに健康とハッピーのシンボル。だからそれに死のイメージがまとわりつくことは、すごーく嫌ってるよーに見えるぞ。CMやドラマなんかの扱いはまさにそーだし、それが極端になったのがハリウッド映画で、子どもが死ぬシーンなんてめったに無いもんね。
で、なんでこーなるか考えてみると、その方がメディアにとってトクだからに違いない。だってだれもが無条件に健康でハッピーな感覚を抱いてくれるイメージがあれば、人々の意識をコントロールできるから。たとえば、ある商品をこーゆーイメージでくるむことができれば、消費者はその商品にいい反応をしてくれる、なんてことはCMまみれの資本主義社会に生きてるもんにとってはジョーシキですね。これ、次の試験に出まーす。
だからそのイメージを崩すよーな事故や事件は、それがいかに例外的な出来事であるか印象づけるために、ヤッキになって報道するんじゃないだろーか。これには一つのケースを繰り返し繰り返し伝えるのがミソ。だって、みんないっしょにして「本日の子どもの事故死○名』とやったら、死がありふれたものになっちゃうけど、一つのケースがいかに気の毒かと強調すればするほど、一般の間には「あれは特異な例で自分とは関係ない」って感覚が育っていくだろーからね。
こーゆー感覚が当たり前になれば「子どもが死ぬ=異常事態=何かが悪くなければおきない」となるのはトーゼンだし、その原因探しの矛先が、死の現場の近くにいた医者に向く危険性はすごーく高いに違いない。
これってまさにメディアでのガン患者の扱いと同じで、これだけ連日「ガンは特異なもの』というイメージをふりまかれているのは、一般にとってガンが日常的なものではない方が都合がいいと考えている連中が大勢いるためでしょーな。ガン患者はあくまでも気の毒な存在で、「べつにガンになってたって、フツーに酒飲んで騒げるしSEXだってできますよーだ」ってな患者像は報道しないもん。そーゆーガンとうまくつきあってる患者の存在を認めると、健康のイメージの価値が下がるからじゃないだろーか。
メディアが作る価値観によれば、病気はもっとも憎むべきものだし、それで死ぬのは人生の敗北。と来れば、「それじゃあどう死にたい?」となるはずだけど、「死は絶対悪』としておかなければならないから、それは考えないってのが、コンセンサスになっちゃってるんだろーね。。
んでもって、ガン患者自身もこうした流れにのせられてるよーで、「ガンが治るなら死んでもいい』という方向についつい走って、副作用が苦しいばかりの無理な治療をしたり、ありもしない治療法を探しまわって残された時間をムダに使ったりしてるんじゃないの?。
こないだのNHKスペシャルなんか見るとすごくそー感じるんですが。
ガンの場合は、これと並行して「ガン患者は増えてて、いつあなたもなるか分かりませんよ』という脅しのイメージもさかんに発信されているよーな気がするぞ。ガンが特異な例であるというイメージが強ければ、この手の脅しもよーく効くし。イジョーなほどハンランしているCMからも分かるよーに、きっと
保険会社の意向も強く働いているに違いない。なんたって、メディアにとっては大事なスポンサー様ですから。
こーゆーイメージ戦略って、ものを売るためだけじゃなくて、企業や政府にとってもすごーく都合がいいんじゃない?。たとえば「地球にやさしい」ってイメージだけで、消費者がクリーンな電力会社や製薬会社や自動車メーカーと思ってくれるなら、べつに健康や環境への影響を減らそうとまじめに取り組まなくてすむし、「ファミリーはハッピー」というイメージを国民みんなが抱いて、生活がしんどくても子どもを産もうと思うんなら、実効性のある少子化対策もする必要がないしね。コントロールするなんてちょろいもんだ。
ひょっとすると、福島の産科医を逮捕した
県警の動きは、最近やたら目につく一連の医者たたきの一環で、バックには医者のイメージダウンをはかって医療政策をコントロールしようしている、もっと大きな存在があるとしたらどーよ。医療カイカクが次の大きな政治的なテーマであることを考えると、医者と患者を離反させて、手を組ませないほーが都合がいいじゃん。そのためには、今までさんざん
ドラマや報道で築いてきた「医者が悪者』ってイメージが役に立つしね。
こーなるとほとんどポリティカル・サスペンスの世界だけど、去年の選挙の
官民挙げてのB層向け大イメージキャンペーンを思い出すと、まったく無いとは言えないところがコワイ。こんなこと書いてると、やっぱり
死ね死ね団の魔の手が迫ってきそーだな。しばらく福島方面には行かないよーにしよーっと。
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