きのう在宅緩和診療のことを話題にしたと思ったら、おおーっと!、翌日の朝日の一面には、中医協の診療報酬改定答申で、在宅医療の普及のために、その診療報酬を引き上げるとあるじゃーないですか。
金がないないと言ってるわりには、やけに気前がいいなと思ったら、フツーの病院から緩和が必要な患者を追い出して、自宅で看取らせ、結果的に医療費を抑制しようという魂胆が裏にあるようですね。それにしちゃ、開業医の鼻先にニンジンをぶら下げるような方策しかとれないってのはどーよ。
こないだのNHKスペシャルでも紹介されたように、まだまだ医療教育の現場でも、緩和についてはちゃんと教えていないってのに、このままだと診療報酬目当ての、名ばかりの在宅医がぞろぞろ誕生するよーな気がするなー。すでに、QOLを高めるためのはずのモルヒネが、末期の患者をおとなしく昏睡状態にしとくために使われてるなんて話もチラホラと聞きますしねー。緩和に不慣れな医師が、ろくにペインコントロールできず、患者は家族に遠慮して痛みをこらえながら在宅死、なんて地獄絵図が展開される心配は、おおありくいのコンコンチキだな。
そもそもこの国は、緩和が必要な患者の入院費まで削らなくちゃーいけないほど、医療費を使ってるんでしょーか。NHKの番組でも、厚労省の役人は二言めには「国の予算が予算が」と言い訳してたけど。そのわりには、ついこの間の新聞に、はたして必要なのか疑問な高速道路を新たに作るため、3,000,000,000,000(3兆)円の予算が決まったってあったぞ。
で、調べてみたら、ちょっと前の資料だけど、こんなグラフが出て来た
(保団連のHPより)。アメリカの医療費が1位ってのは、まーわかるし、このところ
悪名高いイギリスが22位というのは納得するとして、日本はなんと18位!。
さらに面白いのは次の表。国民の健康達成度の総合評価は日本が世界第1位。一方、その1.7倍も医療費を使っているアメリカは、そのわりには国民があまり健康でないようですな。しかも医療保険に入れない国民が一割以上もいて、治療法まで保険会社に決められてしまうなど、すごく不平等なのはこの表でもはっきりわかる。
なるほど、これじゃー以前書いたように、WHOが「日本の医療制度は世界一」とゆー訳ですね。モルヒネの使用率というマイナスのWHOデータばかり報道するくせに、なんでこーゆー情報は流さないんだ、NHK。
結局、国がやりたい「医療カイカク」は、患者のためなんかじゃなくて、単に福祉予算を抑制したいだけじゃん。「痛みをともなう」って言ったって、実際に患者にまで痛みを耐えさせてどーすんだよ。もっとも、選挙でそーゆー政府を選んだ患者もかなりいるはずだから、しょーがないのかー。
こーなってくると、なんで日本は低い医療費で高い医療が受けられるのかとか、なんでアメリカはそんなに医療に予算をまわせるのか、なんてところが気になってきますね。とゆーところで、続きはまた次回のココロだー。
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