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最凶の行った映画館は、東京と言ってもド田舎にある近所のシネマコンプレックスってヤツ。ピカチュー映画を目当てにしてんのか夏休みの親子連れでにぎわってたけど、Sickoは100人ちょっとしか入れない会場で、画面は巨大液晶だし、客も20人くらいしかいないでやんの。
うーむ、このあたりの民度じゃこんなもんか?。上映時期も早めに打切りになったりして。あ、でも50才カップルが割引なんで、その手の客もいたけど、ひょっとして医療関係者かも。
映画はいきなり、
保険が無くて医者に行けないんで足の裂傷を自分で縫ってるにーちゃんとか、回転ノコギリで指を2本落としちゃったんだけど両方とも接いでもらうだけの医療費が払えないんで薬指だけ手術したオッさんが登場。これだけで十分ひで〜と思ってたら、実はこの映画はこーゆー無保険者(なんと国民の16%もいる!)の実態をドキュメントしたんじゃなくて、アメリカンドリームを信じて暮らしているよーな、中流アメリカ人たちのための映画だ、とゆー監督のコメントに、へ?となっちゃうとこから始まるんだな。
ここで解説しちゃおう!。ちなみに金額は円に換算しちゃってるんでそこんとこよろしく。
アメリカには日本みたいな社会保険制度がなくて(ちょービンボー人と年寄りをカバーする「メディケイド」「メディケア」はある)、各自が保険会社と健康傷害保険を契約して、治療費はそちらから払われるなんてコトは、もーご存知だろーけど、じゃあ治療費や保険料はいくらかかんのか?。払えないってほど高いのか?。過去ログをどーぞ!なーんて言わないでサービスしちゃうと次のとーり。
●一般病棟の部屋代 1日70,000円から
●個室の場合 150,000円から
●血液検査代 30,000円
●麻酔代 80,000円
●出産費用全部コミコミ 1,500,000円
●ロタウイルス感染で子供2人5日間入院 1,400,000円
ただーし、これには地域差があって、盲腸手術の場合で比べると、
●ニューヨーク 2,430,000円
●ロスアンゼルス 1,940,000円
●ボストン 1,690,000円
(ただしどれも入院は1日だけ)
もっと詳しく知りたいバヤイは↓をどーぞ。
「アメリカの医療費について」
そんじゃーこーゆーバカ高い治療費を保障してもらうために、どれくらいの保険料を会社に払ってるかとゆーと、これはもーピンキリ。でも平均的な例をあげておくと
●一家族で年間約1,500,000円
これは毎年値上がりしていて、家計を圧迫して問題になってる。
さて、映画に話を戻すと、最初に紹介されるのは典型的中流アメリカ人の
夫が心臓病で妻がガンになっちゃった50代夫婦。2人ともそこそこいい収入の仕事に就いてたし、医療保険にもちゃんと入ってたんだけど、
保険料が安い代わりにカバーされる治療が少ないヤツだったので、自己負担分の治療費がかさんでついに自己破産。家を売り払って娘の家の物置を借りてくらすハメになった。だけどそこんちも決してラクじゃーなくて、ダンナは出稼ぎにイラクへ行かなきゃいけないほど。
ここでまたまた解説ね。
アメリカは自己破産が多い国で、2005年の統計で年間200万件つーのは日本の約10倍だそーな。これは個人破産だけの数で企業は入ってない。で、アメリカっていやークレジットカードの国だし、離婚も多くてボーダイな慰謝料とられるってゆーから、そーゆーことが原因だろーと思ったらさにあらず。なんと半分は医療費が払えなくなったためだって。このうち75%の人は、ちゃんと医療保険に入っていたってんだからオドロキ。
このへんについちゃー「くらいニュース・アメリカの個人破産の半数は医療費」が詳しいんでおススメ。
次に出てくるのは、
79才でスーパーの掃除夫をやってる老人。ホントなら老人をフォローする「メディケア」の対象のはずなんだけど、この制度が補償してくれる範囲はすんきゃー狭くて、彼の持病の痛み止めの薬代26,000円はカバーされないの。しょーがないんでスーパーに就職して会社の保険でそれをまかなってるんだけど、トーゼン会社を辞めちゃえば払えなくなるから、そのためだけに
死ぬまで働き続けなきゃいけないそーだ。
ここで解説。こーゆー従業員向けの医療保険も年々高くなっていて、企業を圧迫してるんだって。コーヒーショップのスターバックスでは、豆の仕入れ代よりも、こーゆー保険に支払う費用のほーが多いとか。
で、ここからいよいよ保険会社がこーゆー不幸を生み出している実態に迫っていくんだけど、だいず長くなっちゃったんで、それは明日のココロだ〜。
なんだか結局自分で「Sickoを10倍楽しむためのテキスト」を作ってるみたいになっちゃったけど、
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