こないだの記事で話題にしたんで、ちょー久しぶりに
マイケル・ムーアのサイトをのぞきに行って、辞書を片手にやっとのことで解読したところによると、
アメリカの医療問題を鋭くえぐる最新作「Sicko」は、現在編集作業に入っていて、
2007年7月の公開を目指しているとか(サイトを見に行った英語ができる人で、もっと詳しいことが分ったら教えてちょんまげ)。
なにしろ
大手製薬各社が社員に箝口令まで敷いちゃって警戒していたほどですから、どんな内容なんだかお楽しみ。それにしても
「野球帽を被ったむさ苦しい男を見つけた際には、それが誰かすぐ判別できるのです」なんて言ってると、影武者をいっぱい放たれたりして。がははははは。
さて、そんな問題を抱えるアメリカの医療について、医療者の方からも危ぶむ声が出ているちゅー話を
Sky Teamさんがやってる「東京日和@元勤務医の日々」ってブログで見つけたんで、ちょっと長くなるけど
引用さしてもらいまっさー。ネタ元は日経メディカル。
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「米医療は危機的、今こそ抜本改革を」
米国の一家族の医療保険料は年間1万5000ドルを突破、会長講演から
米メイヨークリニックのRaymond Gibbons氏
12日に行われた会長講演は、学術的な話題ではなく、米国のヘルスケアシステムに山積する問題を取り上げた。米国心臓協会(AHA)会長で米メイヨークリニックのRaymond Gibbons氏が、今後10年間に改革を実現するために必要として挙げた内容は、日本など、米国と同様の課題を抱えている先進国にとっても参考になりそうだ。
「米国の医療は、重大な局面を迎えつつある」とGibbons氏は強調する。
医療費の高騰は留まるところを知らず、支払いきれないために無保険者が急増しつつあるからだ。
公的医療制度であるメディケアとメディケードが予算に占める割合は、ほぼ21%にもなった。しかし医療費は、これらでカバーされる診療報酬の支払いの増額を上回る勢いで高騰している。医療機関は、この分のコストを一般の医療保険加入者に転嫁しようとする。米国では国民の約60%が民間医療保険を契約しているが、保険料の値上がりは著しく、今や米国の一家族の
保険料は年間1万1500ドルを超えた。雇用者負担分が支払えない中小企業では、結局、従業員の負担を増やすことで対応した。「その結果、無保険者が増え、米国全体で15.9%に達した」という。
こうした現状はさらに悪化する見込みだ。Gibbons氏は、「米国でも今後25年間に65歳以上の人口が倍増する。高齢化が心血管疾患と脳卒中を劇的に増やすことは明らかなのに、医療システムを変えるための議論は、ほとんど行われていない」と危機感をあらわにした。「このままでは、2010年に冠疾患と脳卒中を25%削減するというAHAの目標も実現が危うい」という。
Gibbons氏は、今後10年間に改善が必要な課題として下表に挙げる7点を指摘した上で、「保険システムの危機は、心血管疾患と脳卒中による死亡と障害を減らすことができる我々(心臓専門医)の能力を脅かす。現在の医療システムは継続不可能で、小規模な修正では解決できない。痛みがあっても大規模な修正が今こそ必要だ」と強調した。
(全文はこちら)
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医療保険だけで
年間1386.500円てーのもありえねーけど、
向こうで暮らしている人の話によると、バカ高いことは確からしい。
ちーっとぱかり補足しちゃうと、
メイヨークリニックってのは「没有病院」のことじゃなくて、アメリカ有数のちょー巨大で先進的な医療機関らしい。「神の手」なんて日本でもてはやされたりしてる外科医も修行に行ってたほどのとこだそーだ。そんなとこの医療者だって、アメリカの医療には問題があると考えてるってことのよーですな。
んでもって、
メディケアとメディケイドってーのは、ビンボー人と高齢者や障がい者対象の公的保険制度。なーんだアメリカにも保険制度があるんじゃんと思うかも知んないけど、病院によっては低ーいレベルの治療しかしてくれないなんてゆー問題もあるらしいし、その対象にもなれない層が
国民の16%もいるってンだから、あまり機能してるよーには見えませんね。
それにしてもこの日経の記者の
「日本など、米国と同様の課題を抱えている先進国にとっても参考になりそうだ。」ってースタンスはいかがなもんざんしょ。本来なら
「先進国中もっとも医療費を低く抑えて、WHOにも世界一と折り紙をつけられている日本の効率的な医療制度に、アメリカも学ぶべきだ。」ってゆーのがスジでしょーが。
ははーん、今まで見本にすべきと言ってたアメリカ医療の問題点が見えて来たから論点をすり替えたな。どーやら日経的には、日本の医療制度がよりアメリカよりになって国民皆保険制度をぶっ壊し、市場解放されて競争原理を持ちこんでくれたほーが経済的にはいいと思ってんじゃね?。それをもくろんでる政府や
規制改革・民間開放推進会議も
「日本の医療は効率が悪いから、市場開放でより効率化を」ってなーんの根拠もない主張してるし。となると日本の医療制度がいかに優れているかには知らん顔して、こーゆー世論操作をしたっておかしくないわなー。
そーいや、
ガン対策基本法成立の前後に、この法律をプッシュしてた
ガン患者大集会系の患者団体が、アメリカのガン対策を視察に行ってたんだけど、ずーっと
日経の記者がくっついて取材し、「日経メディカル」に連載してたなー。
最凶お得意の邪推を働かせちゃうと、これも
アメリカのいいとこばっか見せて、がん対策をめぐる世論を保険会社や医療産業にとって
都合がいいようにユードーしようって狙いがあるんじゃないかと思うんだけどどーよ。
ま、今回は長くなったんで、このヘンの詳しい話は、またのココロだー。
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