2012/2/3
He3 Project / Chapter Two (Family Groove/2010/US) FUNK/SOUL

コーク・エスコヴェード率いるアステカのキーボーディスト、ハーマン・エベリッシュがグループ名義で残した録音の蔵出し第二弾。70年代前半の録音で構成された前作『Chapter One』は佳曲満載の傑作LPでしたが、こちらもなかなかの出来。録音時期が少し後(1974-77)のせいか、ポップな感触の曲が中心です。女性スキャットが華麗に舞う「Thesis On Love」や前作路線のアーバン・ファンク「Soul Support」、女性ヴォーカルが歌い上げる「She Got You By the Hook」あたりが聴き所でしょう。個人的には前回の方が好みなんですけど、、芸風の広さとクオリティの高さに感心しちゃいました。ちなみに派手なジャケットは、ビートルズの『Magical Mystery Tour』を手掛けたデザイナーによるもの。気合い入ってますな!(橋本)
2012/1/27
Family Underground / Once In A Lifetime (Hollygrove/2006/US) FUNK/SOUL

今回も発掘モノ。これは、ちょっと前に出たLPで、ニューオリンズのファンク・バンドFabulous Fantomsが解散後に名前を変えて作られたグループとか。録音は1979年、全8曲佳曲揃いです。前半はディスコ色がやや強め。今でいうモダン・ソウルですかね。迫力溢れるブギーの「I Don't Know Why」で始まり、メロディアスなミディアム「Dr.Music」と続き、その名の通り「For The Love Of Disco」に流れ込みます。Aラスの「All We Need Is Love」は華麗なバラードかと思いきや、カッティング・ギターの爽やかなダンサー・チューンでした。A面は全体に使われるシンセの軽さと、ファンク出身らしいボトムの重さが絶妙なバランスを生み出しています。80年代的なチープさも一回りして楽しめるようになりました、自分。
さて、このLPのハイライトはB面にあると思います。生ピアノのイントロが美しいバラードの「There Must Be Answer」。他でもそうですが、歌の巧さが光ります。そして一番オススメなのが「All We Have Is A Song」、中期アイズレーやEWFを思わせる軽快なソウル・チューンです。モダン・ソウル好きはもちろん、フリー・ソウル好きな元若者wや、本格ソウルファンの御大まで納得でしょう。続く「Nowhere To Run」も同路線のイイ曲、もうちょっとロック寄りでしょうか。ちなみに、これと前述の「All We…」は7インチ・カットもされています。そして、最後はミディアム・ファンクの「We Are Somebody」で〆。これだけオルガン使ってんの?と思ったら、この曲のみ1975年録音でした。(橋本)
2012/1/12
Gold / S.T.(Lost Treasure From 1974…) (Jazzman) FUNK/SOUL

本ブログをチェックされているあなたはアナログ派でしょうか? レアグルーヴの醍醐味はアナログ原盤にあるとはいえ、最近はレア盤のCD化の機会も増えたようですし、mp3プレイヤーに代表されるリスニング環境も大きく変化してきました。個人的な印象では同じレコード好きでも、あくまでアナログな方法論を守るコダワリ派と、音源を入手するためならデータやCDも利用するフレキシブル派に分化しているような気も。さて、どっちがいいのか? それは置いておいて、両派見落とし厳禁なのが発掘音源モノ。レコードにすらなっていない宝物音源の復刻です。つまり、復刻盤がオリジナルというなんだかよくわかんない状況(笑)…そして、今回紹介するブツは数々の復刻プロジェクトで定評のあるJazzmanの手による、その名も"GOLD"。
本作はプロデューサーのAvelino Pitts率いる8人組が、1974年に西海岸のスタジオで録音したもののお蔵入りしてしまった音源で構成されています。冒頭の小気味良いファンク・ナンバー「What About The Child」から期待が高まります。続いてファンキーなベースラインが躍動するモダン・ソウル「If You Can Dance」、タイトなドラムスと粘っこいオルガンが邁進するインスト・ディープ・ファンク「Ain't That Funky Enough」、Newbanを思わせるミディアム・ソウルの「Plastic Lady」、Rotaly Connectionのようなコーラスが彩る「People Will Be People」等々、幅広いテイストで粒ぞろいの楽曲が並んでいます。あえて弱点をあげるなら、このバンドならではの強い個性や飛び抜けた楽曲の不在でしょうが、それでもレア・グルーヴ/レア・ソウルのファンなら"買い"だと思います。(橋本)
2012/1/10
Cinnamon Suns / Getting It All Together (IDA/-/US) LATIN/WORLD

このレコード、たまに“ジャマイカ盤”と表記されているのを見かけるが実は米盤。ニューヨークにジャマイカという地名があるらしく、それがこのIDAレーベルの住所として記載されているため勘違いされているようだ。ただ彼らはカリビアン系グループなので本当にジャマイカ盤が存在するのかも。ファンキーな「Party Time」はJeffrey TurpinのLPに収録されていたものと同じ曲。これ以外はちょっと...(B.V.J.)
2012/1/6
Pure Release / On The Loose (Release/80/US) FUNK/SOUL

ハリウッド録音のプライヴェート・プレス。いかにもチープなジャケに写るメンバー6人はチカーノ系だろうか? 哀愁漂うクロスオーヴァー・ソウル「I'll Know It's Love For Sure」とトロけるようなスウィート・ミディアム「Give Your Love To Me」が出色。(B.V.J.)
2011/12/31
Marvin Peterson & The Soulmasters / In Concert Live At The Burning Bush (Century/-/US) JAZZ

今年も1年間しょーもないブログにお付き合い頂きありがとうございました。2011年度の締めはコレで。「禁断の領域に突入」「つまりこれが究極ということ」という再発時のキャッチコピーがまさにピッタリ当てはまるレア度・内容ともにマックスを超えた計測不能の一枚。この盤の存在を知ったのは6、7年前だろうか。それ以来必死に探していたが音を聴くことすらできずに悶々としていたところ、昨年あっさりと再発。個人的には喜んでいいのか落胆していいのかわからず、「あ〜あ、出ちゃったぁ」としばらく呆然とするしかなかった(笑)。いずれにせよ再発もあるうちに買っておくことをオススメします。では良いお年を!(B.V.J.)
2011/12/27
HIROKO OTSUKA meets RARE GROOVE AtoZ イベント情報

HIROKO OTSUKA meets RARE GROOVE AtoZ
2011.12.27 (tue) 20:00-23:00
@六本木JAZZ HOUSE alfie
charge:1000yen
あの『RARE GROOVE A to Z』の著作陣が、今をときめくジャズDJ大塚広子嬢と六本木のジャズの老舗アルフィーにてガチンコ黒盤対決!?
DJ: 大塚広子 (CHAMP,Key Of Life)
橋本真志/B.V.J./RVG (from RARE 33 inc.)
2011/12/24
Bobby Boyd / S.T. (Tiger Lily/76/US) FUNK/SOUL

「A to Z」の掲載候補としてあがっていたものの、当時関係者で誰も持っていなかったので掲載を見送った一枚。個人的にもほんの数ヶ月ほど前にゲットしたばかり。そんなタイガー・リリーの中でも1、2を争う入手困難盤がついに再発されました。詳しくは以下リンク先で! ちなみにオリジナルが本日某所で出るとか...(B.V.J.)
http://blog-shibuya-jazz.diskunion.net/Entry/2058/
2011/12/11
John Danser / No Title (New World/-/US) JAZZ

ライブラリーものには滅多に手を出さないのに今回はジョン・ダンサーってことで買ってしまいました。「Builds」は勢いのあるファンク・トラック。(B.V.J.)
2011/12/2
Shirley Chauvin / Sneakin' Up On You (Wax Wing/77/US) JAZZ

できれば目を合わせたくない怖ぁ〜い雰囲気のオバサマはジャズ・シンガー。アヴェレージ・ホワイト・バンドのクロスオーヴァー・ソウル「Queen Of My Soul」や高速ブラジリアン・アレンジが施された「Close To You」のカヴァー等、10年前なら注目を浴びていた...かもしれないアルバム。(B.V.J.)
