128作目です。詰パラ 1964年02月号 で最終決定図として掲載。「金烏」将棋浪曼集第九十七番
この「金烏」は長い間、煙詰の最長手数の地位を保持していたことになっていた記録作品だったのですが、早詰を発見しました。
この作品の経緯は次の通りだそうです。(加藤徹さんに確認していただきました。)元々初出は詰パラ1963年10月に出題され、11月に修正再出題されていたそうで、結果発表の次の号の1964年2月に金烏最終決定図として掲載されていたそうです。
したがってこの流布されている図では、パラの読者が解答していなくて、検討も大してされなかったと思われる修正図にも関わらず、煙詰の最長手順作品として君臨していたようです。
では、作意と早詰手順を書きます。
*「金烏」将棋浪曼集第九十七番
*29手目A23とで41手の早詰
28銀右、29玉、39金、18玉、27銀、同と、29金打、17玉、28金直、16玉、27金、同玉、28金、16玉、17歩、15玉、25と、同玉、36銀、15玉、16歩、同玉、27金、15玉、14と、同玉、24と、同玉、A35銀、14玉、15歩、同玉、26金、14玉、13と、同玉、23と、同玉、34と、同と、同銀、13玉、14歩、同玉、25金、13玉、12と、同玉、22と、同玉、32歩成、同歩、53香成、77歩、同馬、同銀成、33銀引成、同歩、同馬、同桂、同銀不成、11玉、23桂、21玉、22歩、12玉、13歩、同玉、24金、12玉、11桂成、同玉、21歩成、同玉、32銀不成、11玉、12歩、同玉、23金、11玉、21銀成、同玉、32香成、同龍、同金、同玉、42成香、同玉、44飛、52玉、43飛上成、61玉、63飛成、71玉、41龍、82玉、81龍、同玉、92香成、同玉、84桂、82玉、72龍、93玉、73龍、83桂、94歩、同玉、95香、同桂、同成桂、同玉、75龍、94玉、95歩、83玉、72龍、84玉、96桂、95玉、75龍、96玉、85龍、97玉、87金、同成銀、98歩、同成銀、同金、同玉、89銀、97玉、88銀、98玉、87龍、89玉、77銀、79玉、88龍、69玉、68龍迄141手詰
早詰Aで23と、同玉、22と左、24玉、35銀、14玉、41馬、32銀、同馬、同歩、26桂、15玉、16銀まで41手詰
ちなみに1963年10月の図は
で1963年11月の図は
です。でもどちらも不完全です。
「金烏」の不完全にも驚きましたが、経緯にも更に驚かされました。やっぱり何事も検証するって大切なことなんですねえ。

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