今回は
(色々と影響を考えて直リンクは避けておきますが)スパイラル・テープの話です。
ttp://www.kawada-plan.com/kaizen/spiraltanaka.html
箱根駅伝で山梨学院大学が使っていた!ということで有名になったスパイラル・テープ(スパイラル・テーピング)というものがあります。
さすがに、大学でしかも駅伝トップレベルの学校が使ったということで、信じてる人は結構いるんじゃないでしょうか?
実は、これ“
医学的には効果は実証されていません”。これはスパイラルテーピングのページに「*本品は、医薬品や特定保険医療材料ではありません」と書いてあることからも明らかです。
# 医学的な効果が実証されていればそれは、医薬品や特定保険医療材料として扱われます。医薬品や特定保険医療材料でなければ効果をうたうことはできません。
この間、“
磁石には痛み緩和の効果なし?”というニュースがありました。ピップエレキバンみたいな血行改善効果も以前から“根拠なし”と指摘されていましたが、やっと公のニュースになったという感じですね。
> 「磁石」には痛み緩和の効果なし?米大学の研究で判明
>
> 【ワシントン=笹沢教一】体の痛みを緩和する効果があるとされる「磁石」には、医学的な効果が認められないことが、米オクラホマ大の研究でわかった。米医学専門誌「アメリカ苦痛管理ジャーナル」の最新号に発表された。
>
> 磁石が持つ痛みの緩和効果については、磁力が神経に作用して痛覚神経の信号を抑えたり、血行をよくすることで、何らかの改善効果が得られると一般に信じられ、そのような効能をうたって販売される健康器具が米国内でも少なくない。同大の研究チームは、痛覚信号の抑制効果について確認するため、49人の健康な人に磁石と偽の磁石のいずれかを装着。被験者の体の1点に軽く触れるテストを行い、痛覚神経より敏感な触覚神経に信号の抑制がみられるかどうかを調べた。その結果、磁石による信号の抑制効果は確認できなかった。
>
> 米国でも日本と同様に磁石を使った健康器具の支持者は多く、肩こりや慢性の関節痛が和らいだと主張する人もいる。こうした"効き目"について、同大のデビッド・ギャリソン博士は「偽薬(プラシーボ)でも効いたと思い込むプラシーボ効果ではないか。磁石をつけた腕輪状の健康器具で、腕輪の圧覚が脳に伝わり、結果として手首からの痛みの情報が制限されることも考えられるが、それは磁石の効果とはいえない」と説明している。
> (読売新聞)
民間療法的な話では、この手の話はとても多いことが知られています。効果があるかないかは別として、民間療法として浸透するということです。スパイラルテープもそのひとつと位置づけられるものなんですね。
ところで、スパイラルテープを開発した田中氏についてなんですが、こんなことが書いてあります。
> スパイラル・テーピング療法考案者
> 柔道整復師・鍼灸師 田中 信孝
> *米国アダムスミス大学より健康科学に関わる理学博士号 取得
大学の博士号持ってるってことは・・・と思う方も多いんじゃないでしょうか?しかし、一歩進んでこの大学を調べてみるともっと
興味深いことがわかります。
「
学位取得方法」と「
入学から学位取得まで」。
通常、博士号というのは大学の修士課程を修了し、博士の論文審査と試験に合格した人に与えられるものです。
流し読みをすると気付かなかったかもしれませんが、アダムスミス大学ではなんだかんだ資料を出して
お金を払えば博士号をくれる大学だということがわかります。大学とは名ばかりのもので教育機関ではないんですね。
なぜ田中氏がインチキ(と言い切ってもいいでしょう)の博士号をとる必要があったのか?
効果のある商品を売るだけなら胡散臭い博士号など必要なかったはずです。これは意図的に“権威”を持たせたかったと考えるのが妥当でしょう。ところが、その権威がハリボテのものだということの意味は・・・
田中氏が不誠実だということではないでしょうか?
現在は、火付け役の山梨学院大学も使っていないらしいです。

57