前の記事では、幻覚について触れました。
幻覚は起こりやすい状況というものがあります。
どのようなときに幻覚が起こりやすいか?というと、脳に対して
外部からの情報入力が少なくなっている状態のときです。
# 原因に関しては諸説あるようですが、外部から入力の無い状態では脳は自分の中だけでどんどん情報を回して暴走ぎみになるのではないか?という話があります。
睡眠というのは、体が休んでいる状態なので通常の状態に比べて外部からの情報入力が少ない状態です。
ぐっすり寝ている状態(ノンレム睡眠)では、脳も休んでいるので幻覚は起こりません。
眠りが浅い状態(レム睡眠)では、脳は半分起きていて体が寝ている状態ですので幻覚が起こりやすい状態です。
このときに見る幻覚が夢と呼ばれていると考えていいでしょう。
金縛り(睡眠麻痺)と言えば“体が寝ていて頭が起きている状態”とよく説明されます。
上に書いたことを考えてみると、
金縛り状態のときは幻覚が起こりやすいことがわかります。
# 金縛りを起こさないためには、体に不均等な圧力がかかる格好で寝るという方法があります。仰向けよりも横向きとか。“均等な圧力=刺激が少ない->情報が少ない”ということですね。
逆に、外部からの情報入力を意図的に少なくすれば、幻覚を起こすことができる?という考え方もできます。
このような用途で実験用に作成された装置が存在します。
それが、今回の記事のタイトルに書いてある「
アイソレーション・タンク」というものです。
実際に体験した人の解説ページを紹介します。
あい・らぶ・TANK
また、俳優の高嶋政伸も体験したようです。
R.S.B.B,pod
軽い解説のページも。
serial experiments lain 用語辞典
現在は、リラクゼーション装置として使っているところもあるようです。
病気で体が弱っているとき、生命の危機を感じたとき、極端に集中しているとき等、必要な情報以外の外部刺激を遮断してしまうことが知られています。
300km/hで疾走中に神の声を聞いたというアイルトン・セナの話、バレーボール元全日本のセッター中田久美さんが、オリンピック出場のかかった試合で試合中に体外離脱したという体験等も、
極度な集中から導かれた幻覚であると考えれば、実際に
本人が体験しただろうことは疑う必要がないと思います。