被災した東北3県では引き続きアナログ放送を観ることができるらしいが、明日、それ以外のすべての地域でテレビのアナログ放送が終了する。それに伴って、私のようなアナログ人間の時代も終了するかのような錯覚を覚える。
デジタルでも何でもいいが、なぜ自分で買ったテレビが誰かの都合で映らなくなることが許されるのか、なぜ「チューナーの購入を」、「テレビの買い替えを」などと散財を強制されなければならないのか、それが今も解らない。
しかも、国民ほぼすべてがそれを黙って了承している。それどころか、新しいテレビを購入して喜んでいる。自動車は常に誰かの目に触れるので高級車に乗って見栄を張りたくなるのは解るが、高額テレビを買う意味が解らない。
アナログ放送を終了させることで「うまくいった」人たちは大したものだ。子ども手当ての支給や高速道路の無料化を望んでいた人々にカネを使わせ、文句を言わせていない。財布の紐を半ば強制的にゆるませたのに喜ばせている。
じゃ、手当てだの給付だの、ばらまく必要ねーじゃねーか。と言ってみても、まあ、でも結局すべてはうまくいっているのだろう。アナログ人間には解らないことだらけだが、この社会は、分からないから面白いのかも知れない。

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