思った事をつらつらと。
●言いようのない気持ち悪さが残った。
これは間に挟まれた「コードギアス」のCMのせいもある。なんだか三時間近くの間、反アメリカのアジテーションを聞かされ続けた様な印象しか残らなくなってしまった。もちろん、人はそれぞれ主張があるものだが、こうまで「反アメリカ一色」で良いのだろうか?
しかも、少しでも深く掘り下げた物があるのならまだ良い。どちらも「上っ面の感情だけ」で反アメリカを呼ばわるのだ。
また、主人公の友人二人の「アホさ加減」にも腹が立つ。この二人も、先の「反アメリカ」同様、上っ面だけなのだ。何も深く考えることなく迫水に荷担し、何も深く考えることなく東京に核爆弾を落とそうとまでする。これも何かの思想があるのならまだしも、何にもない。ただけらけら笑いながら、大量殺人をする(「ダンバイン」における地上人達の様な鬱屈したものさえない)。
これはとっても気持ちの悪い経験だ。
●「新訳Ζ」の時も思ったが、戦闘シーンがわかりにくい。
とにかく敵味方の識別が出来ない。ダンバインの時の様に「ドラムロvsボゾン/ボチューン」という図式ではないので、戦闘シーンが「さっぱり理解できない」。
リアリティが高いのは確かだが、それ以前に「ロボットアニメ」である。理解できた戦闘が最後の戦い「オーカオーvsナナジン」だけというのは如何なものか。
ガンダムが評価されたのは多分、一つに「主人公達と関わりない戦闘」が、戦場の広がりを感じさせた事があるだろう(全部とは言わない)。だが、雑魚オーラバトラー達の敵味方がよくわからないと「敵味方ひっくるめてただの背景」にしかならず、戦闘シーンの奥行きが消え失せる。これはオーラシップも同様だ。敵味方がさっぱり解らないので、図式が読めない。
簡単に言えば、ダンバインに比べて「没個性のメカばかり」という事だ。グランガランとゴラオンを間違える奴はいないだろうが、フガクと何とか(ほら、名前忘れた!)の違いなんか、さっぱり解らんのだ。
●メカが「微妙」。
F-2やFー35、F-117などが登場するが、正直「何だかなぁ」である。
バイストンウェルに落ちたUSー1やF-35が運用可能なのも解せない(燃料補給などはそんなに簡単なものではないはず)し、何よりも「出てきてもうれしくないメカ(笑)」だったりする。
全体的にはとっても楽しんだのだけれども、なんだか中途半端な印象が拭えない。たとえば小説「リーンの翼」に登場するフェラリオを思えば、年齢制限を入れてももうちょっと「突っ込んだ描写」がみれたのではないかとか、色々思ってしまう。
ところでリュクスがファ・ユイリィ同様に「またがる」のだが、あれが監督の「最近の流行」なのだろうか?