かつて早川SF文庫から出ていた
「ノースウェスト・スミス」シリーズ(「大宇宙の魔女」、「異次元の女王」、「暗黒界の妖精」)の改訳決定版。翻訳は旧作と同じ
仁賀 克雄。
1933-40年に発表された
全13作が年代順に掲載されています。
【収録作品】
・シャンブロウ(1933-11)
・黒い渇望(1934-4)
・緋色の夢(1934-5)
・神々の遺灰8(1934-8)
・ジェリ--異次元の女王(1935-3)
・暗黒の妖精(1935-4) # フォレスト.J.アッカーマンとの合作
・冷たい灰色の神(1935-10)
・イヴァラ--炎の美女(1936-2)
・失われた楽園(1936-7)
・生命の樹(1936-10)
・スターストーンの探索(1937-11) # ヘンリー・カットナーとの合作
・狼女(1938)
・短調の歌(1940-2)
未来の火星・金星を舞台にした
スペースオペラで、主人公のノースウェスト・スミス(N.W.Smith)が活躍する冒険活劇……と言いたいところですが、
活躍シーンは全くありません(^^;;
この作品。というか
作者C.L.ムーアの魅力は耽美で叙情的な描写にあります。むしろ書きたいのはこっちで、舞台設定・主人公はおまけというのが読み終えた時の感想。
おすすめは、表題にもなっている
「シャンブロウ」
赤褐色の肌に緋色の衣服(に見える皮膚)。若草色のあでやかな瞳。細く切れ上がった猫のような目。肉球に丸い爪。猫族の細く平らなピンクの舌。そしてたどたどしいしゃべり。
可愛いよシャンブロウ。
世界最初の萌キャラ(嘘)なだけあります。
……冗談はともかく、
デビュー作ということもあって、作者のエッセンスが凝縮された作品です。
しっかし、よく正気でいられるなぁ。 < N.W.スミス
毎回
アイデアロールに失敗してるだな(^^;; 多分。

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