不 可 視 の 学 院

 

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投稿者:banchou
簡単に言えば、覇権主義者は、中国・ロシアを敵視し、あわよくば潰したいと考えている。
多極主義者は、その覇権主義者の思惑を利用しながら、中国・ロシアを「巨大な仮想敵」として育て、冷戦体制を作ろうとしている、ということです。
投稿者:banchou
ありがとうございます。
田中宇氏と言えば、昨日ちょうどこういう記事をアップされてましたね。
http://tanakanews.com/080417tibet.htm
現状分析については、かなり自分と近いものがあって、我が意を得たりという感じです。
相変わらず、「隠れ多極主義」説についてはちょっと首をかしげてしまう自分も居るのですが…。

個人的に、少し田中氏の説に乗っかってみるとすれば、多極主義者は、覇権主義者をも利用しながら、欧米(今世紀は再び欧州=英仏が中心となる)と中ロとの間で、「第二の冷戦」を演出しようとしているのではないかと思います。
旧共産圏との冷戦体制というのは、今考えると、究極の安定的な世界体制だったわけです。
東側諸国と言えど、世界経済の中にはちゃんと組み込まれていたわけですから、表向き、政治・軍事の面では西側と東側が拮抗した状態でバランスを保っておき、裏では経済を循環させておくのが、世界の資本家にとっては都合が良かった。
実際にはソ連をはじめとした東側諸国というのはとっくに冷戦には「敗北」していたんですが、西側は、あえて「勝敗」がつかない状態で東西の対立関係を温存しておいた。
その方が、軍事・核産業にも都合は良いし、東西の先進国がそれぞれ分担して第三世界を抑えておくこともできた。
また、全面核戦争の危険があるので、どこかの国が単独で戦争を始めるわけにもいかない。結局冷戦時代というのは非常に平和な時代だった。

それを覇権主義のレーガン政権が、「いつまでデキレースをやってんだ、決着をつけようぜ!」と「勝負」を仕掛けて、潰してしまったわけです。
ゴルバチョフはその「勝負」を回避するために西側との融和をはかって、軟着陸をしようとしたんですが、ダメだった。冷戦は東側の「負け」となって、終了してしまった。
その後に世界に生まれた不安定状況はご存じの通りです。
世界経済の支配者層は、再び冷戦体制を作って、その不安定状況を再整理し、世界を安定させたいのかも知れません。
その整理の過程で、中国やロシアをどう扱っていくか、支配者層の中にも様々な対立があり、せめぎ合いがあるということでしょう。
その軋轢が今回のような問題の形で噴出しているのかも知れないと思っています。
投稿者:香
初めまして!素晴らしいブログですね。チベット問題ではずっと割り切れない思いを抱いていましたが、拝見して自分のなかの疑問が氷解するような思いがしました。国連でイラク侵攻に反対する見事なスピーチをしたドビルパン首相は遙か遠く、フランスの迷走ぶりを見ているとヨーロッパの知性はどこへ?といいたくなります。ロベール・メナールとクシュネル外相の行動については???状態だったのですが、彼らのバックグラウンドを詳しく書いてくださったので、納得がいきました。極左も極右も教条主義的なところが同じですね。。
今回のチベット問題については、田中宇さんのメルマガとこちらのブログが一番真実に近いと感じました。これからもお邪魔させてください。どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者:banchou
ウェブ上を検索してみたんですが、中国憎しで聖火リレー妨害を煽ったり北京五輪の失敗を望む嘲笑の声で溢れかえっていてゾッとします。
一方リベラル系のブログなどはすっかりなりを潜めているというか、チベット問題には極力触れないようにしているか、ネット右翼へのお追従のように中国当局を批判して見せてるだけで、情けない限りです。
中国の現政府がろくでもないものであるということと、中国という巨大国家の問題を世界規模で解決していこうという視点と、チベット人の人権問題と、それが政治利用されている現実と、オリンピックと…どうしてそれぞれを個別のフェイズで考えられないのでしょうか。
目の前の政局にいちいち反応して政治家を批判したり保守/右翼言論を叩くことなんて誰でもできますよね(うちのブログでもやってますけど)。
でもそんなレベルで終わってたら、これだけ国際政治が激変する時代には到底ついていけないでしょう。
日本では、政治の裏を読んだり分析したりすることが、隠謀論者の専門領域に貶められていて、田中宇氏のような人が個別に孤軍奮闘している感があるのが本当に残念です。その結果、トンデモ言論が溢れかえって、ますますまともな人をそうした話題から遠ざけてしまう。
欧米ではそうした領域にもマス・ジャーナリズムがちゃんと切り込んでいるんですが…。
投稿者:エレクト!ラ
今回もいろいろ勉強になりました。
やはり利権のないところに煙は立ちませんね。チベット問題がいつのまにか中華思想、中国そのもの叩きにシフトして、チベットの旗はシンボルとして掲げても「お前等の主張はチベットとは別のところにあるのか?」と見えてきてましたが、う〜ん。
映画「靖国」で自民議員の勉強会「伝統と創造の会」が執拗に上映阻止を働きかけているのも、なにかこの議員らの「死活問題」に繋がっているのかと勘繰りたくなります。別に上映してから論じていいような「問題提起」ばかりなので。

あと、夏季ではありませんが、ロシアは2014年にソチ冬季五輪がありますね。
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