前回の記事で「ダライ・ラマは生臭坊主だ」と言い切った手前、どれぐらい「生臭」かちょっと調べてみたら、
どえらいテキストが出てきた。
ちなみに僕はあくまで「宗教者のくせに世俗の権力に固執し、その維持のために外国のスパイとも手を結んだ」という意味で「生臭」と書いたつもりだったんですが…。
「…かつてのポタラ宮では貴族や高僧の熾烈な権力闘争が繰り広げられていて、処刑も頻繁に行われていた。20世紀初頭まで続いた鎖国時代には外国人と関わりを持ったという理由で当時のダライ・ラマの命令で処刑された貴族もいる。今のダライ・ラマ14世がポタラにいた頃は知らないが、少なくとも先代まではダライ・ラマの政治はとても「平和的」とは呼べないものだった。
さらに、今でこそチベット仏教に傾倒してダラムサラなどで修行する欧米人もたくさんいるが、かつてのチベット仏教の荒廃ぶりは酷かった。僧たちは飲む打つ買う、と何でもありで、女色は当然ながら男色も一般的だったらしい。おまけに尼僧院までもが同じ状態だったとか。さらに、チベット仏教が信仰されているモンゴルでは僧に結婚前の娘と一夜をともにできる初夜権なんてものまであったと言われている。」
…マジっすか…。
確かに今でも、ダライ・ラマ14世の周りには常に複数の女性がつき従っている、というような話はきいたことがある。
まあ一応、ボランティアのおばちゃんたちってことにしといてあげましょう。
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人民解放軍侵攻前の
チベットの農奴社会。凄まじい写真の数々。
中国共産党はチベット動乱後、「解放」前のチベットがいかに遅れた野蛮な社会だったか、というプロパガンダを行ったが、あながちその内容も嘘じゃなかっただろうと思われる。
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CIAの役割:ダライ・ラマの聖なる僧衣の背後 (マスコミに載らない海外記事)
「ジャーナリストがダライ・ラマに挑戦することはほとんどない。
その理由には、彼が非常に魅力的で、人を惹きつけるからだということもある。彼に関わる報道記事の大半は、くすくす笑いや巧みなたとえ話を難しい答えの代用品にしている人物を軽やかに描きだすのみだ。」
「単なる宗教指導者というだけではなく、1959年に亡命した際、彼はチベット政府の首長だった。チベット政府は、貴族的で、縁故主義の僧侶たちによって運営される国家機構で、税を徴収し、反体制派を投獄し、拷問し、あらゆる全ての通常の政治的陰謀に関与していた。(ダライ・ラマの父親は、1946年にクーデター陰謀の結果、殺害されたことはほぼ確実だ)」
「多くのアジアの政治家同様、ダライ・ラマは至って身びいきが激しく、自分の家族たちを多くの重職に任命している。近年、チベット亡命政府の最高行政府、つまり内閣であるカシャグ・メンバー6人のうち3人は、ダライ・ラマの身近な肉親だ。」
「ダライ・ラマは今や有名かも知れないが、彼について良く知る人はほとんどいない。例えば、広く流布している思い込みと異なり、彼は菜食主義ではない。彼は肉も食べる。肝炎に由来する肝臓の合併症後、医師の助言で、そうしている(と彼は主張する)。私も数人の医師に尋ねてみたが、痛んだ肝臓には肉が必要、あるいは望ましいことに同意した医師は一人もいなかった。」
「チベット内部のチベット人に対して、ダライ・ラマは一体何を実際に達成したのだろう?
もしも、彼の目標がチベットの独立、あるいはより近年では、自治の拡大であれば、彼は惨めな失敗者だ。」
「主な業績は、彼が有名人になれたということのようだ。彼がおとなしくしていれば、中国によって拷問され、殺害され、全般的に抑圧されるチベット人の数も少なかったろう。」
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で、読んでなかったんですが、実はチベット問題については田中宇氏がこんな記事を書いてました。
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ドルの崩壊が近い(田中宇の国際ニュース解説)
「…▼チベット騒乱と中国のドル離れ
もう一つのドルペッグ大国である中国では、先週からチベットで騒乱(自治要求運動)が起きている。中国は今夏の北京オリンピックを成功させ、欧米中心の国際社会の中で大国として認めてもらおうとする戦略をとっているが、チベット人は北京五輪の5カ月前という今のタイミングで騒乱を起こし、欧米日にもともと多かった反中国的な世論を喚起して、欧米を五輪ボイコットまで引っ張っていこうとしている。
チベット人による独立・自治拡大要求の運動は、中国共産党が政権を取った直後の1950年代から、冷戦の一環として米英の諜報機関が亡命チベット人を支援して持続させている、米英の諜報作戦でもある。その歴史から考えて、今回の騒乱も、北京五輪を成功させて大国になっていこうとする中国政府の戦略を壊そうとする、米英諜報機関の支援・扇動を受けて行われている可能性が大きい。…」
…言い切ってますね(笑)。
で、その後の部分も面白い。
「…チベットの騒乱が今後どこまで拡大するかわからないが、もし国際的な五輪ボイコットに発展した場合、中国は面子を激しく潰され、絶望する。すでに中国のテレビでは、チベット族の暴徒が、ラサの漢民族の商店を破壊する映像が繰り返し放映され「勤勉な漢民族をねたむ一部のチベット族が暴動を起こしている」という図式が、中国人の大半を占める漢民族の頭の中にインプットされている。騒乱での死者の多くも、チベット族に殺された漢族であるとされている。
やがて中国の世論は「米英がチベット族を扇動して暴動を起こし、北京五輪を潰そうとしている」という見方になる。最終的に五輪がボイコットされた場合、中国の世論は反欧米の方に傾き、ロシアと似た反米ナショナリズムが席巻する。
従来の中国は、親欧米を保ち、欧米に認められて大国になろうとしてきた。プーチンのロシアは、中露の安保組織である「上海協力機構」などを通じて、中国をロシアと結託した反欧米の方向に持っていこうとしてきたが、中国はロシアの画策には乗りたがらなかった。しかし、チベットの騒乱が五輪失敗につながり、中国政府が親欧米を保った大国化の戦略に見切りをつけたら、その後の中国はロシアと結束し、反欧米の色彩を強めるだろう。
以前なら、中国とロシアが組んでも大した影響はなかったが、今は違う。中国・ロシア・中東産油国が、世界の富のかなりの部分を握るようになり、しかもアメリカはドル崩壊と金融危機で急速に経済力を減退させている中で、中露が結束し、そこにGCCとイラン、ベネズエラなどの産油国が加勢したら、欧米中心の世界は終わり、覇権は非米諸国の間で多極化する事態になる。
日本人の多くは中国が嫌いなので、チベット騒乱で北京五輪が失敗したら「ざまあみろ」と思うだろう。しかし、実はそれは自滅的な間違いである。北京五輪の失敗は、中国をドルから自立させて、ドルの崩壊、ひいてはアメリカの覇権崩壊を早めることにつながる。中東大戦争が起きた場合のGCCの反応と同じで、中国に関しても、米中政治対立が通貨のドル離れを引き起こす。ドル崩壊でアメリカは弱体化してアジアから撤退し、日本は唯一絶対の後ろ盾を失い、中国に頭を下げて友好国にしてもらうか、自閉的に衰弱をしのびつつ鎖国するしかなくなる。…」
「…▼通貨の多極化
チベット騒乱が早期に下火になり、五輪開催に影響が出ない場合、中国は親欧米を維持し、米国債を売ってドル下落に拍車をかけるようなことはしないだろう。中東が大戦争にならない場合も、GCCはドルペッグを維持しようとするだろう。しかしこれらの場合でも、ドル下落とインフレ悪化はひどくなるばかりなので、早晩、いずれ中国やGCCはドルを見限り、自国の資産を背景に、通貨に自前の価値を持たせていくだろう。
今後のアメリカは、一時的には破綻した状況になるだろうが、もともと国土の大きな潜在力のある国なので、何年かすると立ち直り、近隣のカナダやメキシコとの連携を重視した地域覇権型の国に生まれ変わっていくだろう。イギリスの黒幕的覇権から脱出する「第2の独立」である。…」
…例の奇妙な「米政権内の隠れ多極主義者」理論で氏を見限った人も多いと思いますが、やはり凄い人だなと思います。
田中氏は他にも2003年7月の時点で
こんな記事も書いていた。
もう忘れてたけど、自分の中では当時この記事を読んだことが、チベット問題について調べてみようと思ったきっかけになったことを思い出した。
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ペマ・ギャルポという日本に帰化したチベット出身の政治学者がいる。チベットゲリラ組織「チュシ・ガントク」の司令官ゴンポ・タシが書いた『四つの河 六つの山脈』の監修をしている他、多数の著書を日本語で出している。
ギャルポはチベットの特権階級である地方領主の一族で、チベット動乱当時にダライ・ラマ14世と一緒にインドへ亡命し、難民キャンプで少年期を過ごした後、60年代に日本に留学。拓殖大学海外事情研究所客員教授、岐阜女子大学名誉教授を勤め、ダライ・ラマ法王日本駐在連絡官、同日本代表部事務所の初代代表でもあった。
マスコミにもよく出ており、国民新党公認で比例区から立候補したりもしている。
この男、産経新聞などを中心に右翼メディアに以前から反中国論を書きまくっており、Wikipediaには「慰安婦問題に対しては日本の責任を完全否定する立場であり、2007年7月13日に米大使館に手渡された日本文化チャンネル桜主導の慰安婦問題に関する米下院決議案の全面撤回を求める要望書にも賛同者として名を連ねた。」という記述もある。
統一教会の新聞『世界日報』にも連載コラムを持っており、また Wikipediaによれば、
特定非営利活動法人「「昭和の日」ネットワーク」代表委員でもある。(「昭和の日」ネットワークには 櫻井よしこや西部邁、東條英樹の孫の東條由布子、 石原慎太郎、「崇教真光」の教祖、「
キリストの幕屋」の関係者といったそうそうたるメンツが名を連ねている。)
つまり完全に日本の宗教右翼人脈に取り込まれている。
さらに、よせばいいのに密かに返り咲きを狙っている安倍晋三も、チベット問題で色気を出してこのペマ・ギャルポと
会談したりしているらしい。
ちなみに統一教会は直接ダライ・ラマ14世を支援しており、ダライ・ラマも統一教会の主催するイベントに
祝賀メッセージを寄せたりしている。
あとダライ・ラマって来日した時に伊勢神宮に参拝したりもしてんだよね。
まあ、日本の宗教右翼=岸信介一族/安倍晋三=統一教会=旧KCIA=CIA=ロックフェラー、という図式で行くと何も意外なことはないんだけど。
ダライ・ラマ14世には
オウム真理教も相当な寄付をしていたみたいだけど、麻原彰晃をダライ・ラマに紹介したのもペマ・ギャルボだそうで。

コラじゃないですよ。