●1 DAY THE MOVIE - OFFICIAL SITE
Twitterで教えて頂いた、『1 Day』という、年末に公開されるイギリスのギャング映画がどう考えても凄そうだ。
イギリス中部の都市バーミンガムを舞台に、グライム以降のUKラップ・ミュージックを全面フィーチャーし、そのバックに広がる今のUKストリートの現実を描いているらしい。
全体にミュージカル仕立てで、音楽を最大限に生かす作りになっていて、さながらイギリス版『憎しみ』ミーツ『ウェストサイド・ストーリー』?といったところ。
実際こういうラッパーたちは、携帯電話の着メロでトラックを流しながら街中のどこででもフリースタイルを始めるので、唐突な感じはしない。
(「VIDEO」のところで複数のシーンが観れるので、是非観てみてください。)
もちろん音楽自体もかっこ良過ぎで、多様化するポスト・グライム世代のUK MCミュージックのヤバさが凝縮されている(画面右下のiPodみたいなプレイヤーでたっぷり聴けます)。
監督は意外にもPenny Woolcockというブエノスアイレス出身の中年の白人女性。過去の作品はベルリン映画祭でも上映されていたりする、立派な映画人。(元は演劇畑の人なんだろうか?)
しかしこの映画、バーミンガムでの犯罪の描写に地元警察が腹を立てて上映を禁止しようとしているらしく、日本公開どころかイギリス人も容易には観ることができないような状況に置かれているらしい(バーミンガム以外ではどうにか観られるらしいけど)。
そんなことが許されるなんて、イギリスはやはり日本人には想像できないぐらいの警察国家なんだろうなと思う。何しろ街なかでフードを被ることさえ禁止されるような国だから。
もし日本公開されなくても、どうにかしてサントラだけでも手に入れたいな…。日本語字幕なくても輸入版DVD買おう。
特にここ日本では、ダブステップ人気の影に隠れて異常なほど無視されてきたグライムというカルチャーですが、以前に写真を紹介したPeter Besteやマグナム・フォトのSimon Wheatleyもそうだけど、ちゃんと見るべきものを見いだしている人は居るわけです。
このブログで以前からプッシュしてきたことがついに報われた、というような想いが勝手にしています。ちょっと泣きそう。
PAY BACK BOYSのフジムラ君に教えてもらったこのブログ。
SURGEON、REGISら、UKはバーミンガムを拠点とするハード・ミニマル・テクノ・レーベル、DOWNWARDS〜SANDWELL DISTRICT周辺の人たちがやっているらしいんですが、よくわかりません。
このへんのUKのハード・ミニマルの人たちは、SCORNとか経由でNAPALM DEATH人脈に連なっているのが何と言っても重要。(SURGEON(外科医)というネーミングもCARCASS的センスだし、彼のブログのタイトルも「Back in the Grinder」。)
オルタナチブ/インダストリアル的な完全な美意識のもとに、異様なグラフィックやYouTube動画が貼り込まれ、電子音楽や前衛音楽、ビザール的なロックンロールカルチャー、ニューウェイブパンクといった彼らの趣味性が存分に発揮されている。
利便性や即時性ばかりが突出しているWebだけど、こういうアートがもっとあってもいいなと思います。
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●ENVY / A Will Remains In The Ashes (free mp3 streaming) daily report from mt.oliveさんより。
ENVYは一昔前によくライブを観に行っていたが色々と個人的な歴史の中で思うところもあり、今は積極的に聴くことはなくなってしまった。
引っかかるところも未だになくはないけど、こうして聴いてみると、やはり素直に音楽として素晴らしいと言うしかない。
今もってハードコアという狭い枠を超えた、本当の「音楽」をやっている。
資生堂のCMに使われた曲も、数音の音の伸びだけでハッとさせる輝きがあった。
●Nollywood by Pieter Hugo
Pieter Hugoという写真家がナイジェリアの映画撮影現場?で出演者たち?を撮ったらしい写真集。(ナイジェリアだから「ノリウッド」。ちなみにインド映画界はボンベイ=「ボリウッド」。)
全く知られていませんが、ナイジェリアは世界第3位の映画大国なんだそうです。そう言えば以前に紹介したガーナの映画ポスターでも、ナイジェリアの作品が沢山あったな…。
いったいどんな映画なのか全く想像もつかない、どこまでが特殊メイクでどこからが素なのかもわからない、スンゲー写真がいっぱい。一応ゾンビものが多そうですが…。
腹の出た黒人のキリストとか、ほとんど神話の世界の人物たちのようです。