2012/4/16

幸せの尺度  
今日、三重から一人の青年が訪れてくれた。
熱心に道具を選び、その瞳は輝きをみせ、笑顔がまた素晴らしい
好青年でした。 私は彼に「今、仕事楽しいでしょう。」と、
尋ねると迷わず「はい」と答えてくれた。

「これからもっと良くなりますよ」と伝えると流石にそれには
「うん?」と首を傾けていたが…(笑)

私も毎日仕事に追われている日々にあります。
出来るなら妻には家事だけさせて挙げたいと願ったが、今や
家内の手助けなければ仕事も成り立たない程になっている。

「働けど働けど」の言葉があるが今の私はまさに
「楽なりからず」の状態です。 しかし生意気ですが、私の
この仕事の先できっと喜んでいる人がいる。まだ私たちの
存在を知らない人がいる。人を驚かせ、感動させる力がある。
だから頑張れるのであり、我が人生終焉の時に『悔いなし』と
想えればそれで幸せだと信じている。

「幸せってなんだろうか」お金だろうか。
もし宝くじが当たれば間違いなく人生は変わるだろう。
それは本当に「幸せ」にしてくれるものなのだろうか。

幸福度の高いブータンを特集した番組があった。それによると
世界がまだ成長期にあった頃、国内総生産(GDP)を追っかけて
いた時期に当時のブータン国王はその流れに疑問を感じ、
世界と反し、国内総幸福へと舵を取ったと語られています。

中でも感激したのが「物欲を満たそうとすれば、それは
永遠に続いてしまいます。 早い車を手に入れれば、また
もっと早い車が欲しくなる。」「それは本当の幸せでは
ありません。」 とても印象的な話でした。

話は戻りますが、今日当社を訪れた青年は本人も気づいて
いないだろうが間違いなく同世代でも充実した人生を過ごして
いると思います。

人にとっての幸せは成長している瞬間にあると私は考えます。
そのためには目指す道を持つこと。そしてその働きを求めて
くれる存在があると言うことを実感することです。

幸せの尺度は人によって様々でしょうが、TVに映される
特別な極一部の人々を除けば世界中の多くの人々が毎日
仕事に汗を流し、細やかでも喜びを糧に明日を迎えています。

それを幸せと感じるか感じないかで人生は大きく変わって
しまいます。 心を満たすのは自分自身の想い出あり物では
ありません。そして人は成長することで、心をもっと
豊かにできます。 そしてその器が大きくなることで、また
成長を遂げ、人生を更に豊かにしてくれる信じております。

すみません。こんな生意気なことを書いてしまいましたが、
私、無宗教ですからご安心下さい。




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2012/4/4

この先、2年が勝負の時。  
 ブログとはなかなか便利なもので私的には日記としての機能があり、
久し振りに自身の(このプログですが)を見てみると、3年前の景気は
今よりも相当厳しかったのが読み取れている。

リーマンショク等の大きな影響で生まれる慢性的なダメージは、
長期に渡り、範囲も広がり易い。

対してこの一年は震災以前よりも予測が付き難い状況にあります。
この言葉の意味が理解できますか?

多くの方が、景気動向を意識しますが、この件に関して、私の
結論は「頑張っている人と、景気まかせの人とは異なる」。
この違いはあまりにも明確です。

流れを読み、チャンスを掴む人・・・
しかし、この頃の温度差が激しすぎるのが現状で悩ましい限りです。

私の見解では間違いなく、4月以降、建築は向上します。
地域差はあるにしろ、被災地での需要・復興予算の拡大、更に
消費税増加によるマンション受容の拡大などが大きく、
防災意識からの補強や改築も推測できます。

ただし、いずれも2014年の消費税増加が間違いなく、一つの
区切りとなるはずです。

ではこの数か月の動きを私なりに掲載させて頂きます。
@ヘルメットや安全帯が品薄…
※年度末での新たな需要。大手ゼネコンとの契約を機に受容拡大。
A進学、そして新たな賃貸ブーム
※常にマンションとは比較対象されているのが賃貸物件。
賃貸大手に加え、新規参入企業もあり。益々加熱するかも

Bリスク分散型の都市開発。
※過去に小泉政権化で行われて手法で、資材調達・作る・売る・
管理するを徹底的に分業化していました。

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2012/3/31

福島県での展示会を終えて…  気になる記事
 震災から1年目を迎え、今年3月24〜25日の両日にようやく1年ぶりの
展示会が開催された。会場は福島県・郡山市で県内でも南部に位置し、
今回の震災でも被害は比較的軽い地域だったと思える。

実際、県内でも地盤の弱かった地域、更に津浪による大打撃を受けた
地域等、一つの道を隔だてただけで被害の状況は正に天国と地獄と
言っても過言ではない程の違いがあった。

そして、そんな天災に加え、彼らを悩まし続ける大きな問題が原発事故
なのである。

東北は農業が盛んで、これまでも地域の経済を支えてきた。

厳しい寒さを乗り越え、春を迎えることは県民にとっても喜びの時で
あるはずが、今でも安易に喜べないの現実が県民を苦しめている。

福島原発。その呼び名だけで福島県全域に渡る風評被害に苦言を呈する
者もいる。 例えて言えば、万が一、福井県 敦賀原発が事故に
あったとしよう。今回の距離で言うと大阪・神戸もその範囲にはいると
予想できるが、問題は福井県内に留まるのではないだろうか。
(特に風評被害は)

更に今回の東電による補償の実態も県民を悩ませている。

当たり前と言えば、そうだが補償の殆どが原発施設周辺住民のみが
対象で、正に被災格差を生み始めている。

復興を必死で支えようとする職人達の動きにも少しづつ変化が表れて
いる。 小さな町、小さな田舎の一軒家の補修にも彼らは暑さ・寒さを
乗り越え頑張ってきた。 しかしここに来て大手の動きが派手に
なるにつれ、復興の舞台は仙台に移り始めている。

被害の大きかった石巻への距離は約50キロ。

それでも東北最大の都市仙台は宿泊や移動の便、加えて娯楽も
あることから、全国からの応援部隊の定住の地として賑わいを見せている。

福島県内の職人ですら、地元を離れ仙台に行く者達も少なくないと聞く。

それは実際の現場で人手不足を生み始めている。特に町屋の現場が
その苦境に立たされている。 今までは仲間に応援要請をしていたが、
自分の現場ですら手一杯なのに安易に、例えひと月先の案件でも万が一、
答えられなければ迷惑を掛けてるからと断わっているのが実情だ。

更に地元を苦しめる問題が、大手ゼネコンが出す単価にある。

歴然と優遇されており、確かに職人単価が良いことは良い事だが、
地元の被災者のため現場価格で頑張る親方衆には悩みの種と言える。

震災直後、多くの不動産業によって、地元高台が買い占められ、
ちょっとした不動産バブルが起こった。 そこに着手する大手ハウス
メーカー。 その傍らで被災者のために補修工事の向かう者達。

賃金格差に悩まされながらも「大手の嗅覚の鋭さには叶いません」と、
震災そして復興の現実を見つめている。

今後、どのような復興を遂げるのか。

1年目を迎えた今でもまだ僅かな1歩を歩んだに過ぎない状況にある。
今後も多額の税金を投入される。

神戸での教訓を得て、一時は「復興は地元の手で」と願ったが、
国はならばと厳しい資料の提出を指示し、その願いを骨抜きにした。

膨大な予算。 そこに群がる権力者達。

願わくば、職人不足でこれを機に全国の職人単価が上がってくれればと
思う。 数年後の増税を視野に都市部ではマンション建設が久しぶりに
脚光を浴びている。 4月以降、確実に建築業界は新たな動きの年を
迎えるだろう。 そして、それは好機でなければならない。
特にこれまで頑張って来た若者たちにこそ、チャンスであって欲しい。

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タグ: 建設 職人 技能

2012/2/17

ストレスは大敵ですな  
 今の世の中を見渡すと、正直 ストレスが多すぎるような感じが
します。 私は今年で50歳になります。 そんなオヤジの軽い
独り言だと、聞き流して下さいね。

 今の日本は私が過ごしたガキの頃や青春真っただ中の頃と
比べれば、そりゃ〜皆さん上品で何よりもオシャレです。
ルールもしっかりと守っており、大手の職場ではマニュアルでも
用意されているのでしょうか、誰もが素晴らしい受け答えをして
くれます。 本当に世界でも治安が良く素晴らしい国だと思います。

しかし一見穏やかな、そんな社会に馴染んでしまうと、人は
些細なトラブルや人間関係の「ほつれ」に自身を責めたりして
いませんか。

[良い人でいたい][良い人と思われたい]そんな無理や自責の念は
気付かぬうちに深いストレスとなり、繰り返される些細な問題や
他人から受ける影響に対し、常に神経を尖らせる結果となります。

私が子供の頃の大人達と言えば、その点マイペースでした。

道を歩けばツバを吐き、タバコは路上は勿論、駅や電車車内でも
吸えました。 無論、映画館や飛行機でもOKです。

商談の席やコミニケーションとしてタバコは欠かせないものでした。

勿論、酒も同様です。

 あの頃は、みんな[それなり]でした。
特出した高給取りもいただろうが、今ほどセレブ等の言葉もなく、
贅沢品が街に溢れることも無かった。

当時の花形スター達も「結局のところコーヒー1杯150円」
「どんなに稼いでも、結局使う所が無いから、あの頃は土地を
買っていました。」

そんな時代に生きたくせに、今のお偉さん達は自分達の都合の
良いように若い人達に多様なルールを押し付けて行きます。

それは一見、社会の基礎でモラルと思われていますが、
果たして、もし、あなたの上司が間違った、指示をあなたに
与えた場合、その時もあなたは上司にしたがいますか。

それとも「間違っています」と、意見できるでしょうか。

流され、流され、従うこと、従順であることを美徳する
マインドコントロールに近い社会構造で「ただ、良い人」とは、
如何なもかと考えさせられます。

自分の意見を言え・好きに生きろと言いません。

だが、時には自分の意見を言い、時には上司と口論を交え、
伝え合うことも大事だと考えます。

若い頃は叱られてナンボ。 ケンカ売って、売られて
ナンボ…

そこで世間を知り、時に挫折し、時に晴れ晴れとする…


このブログをご覧頂いている方々の多くに職人と言う社会で
生きている方が多いでしょう。

実はこの職人家業にこそ、今も古いかも知れませんが、
こんな男臭い生きざまが残っている社会です。

時に親方を機嫌を伺いながらも、磨いた腕を見せつけ、
誇らしげになる。 厳しい現場も皆で力を合わせ、
乗り越えた時の至福…

 一見すれば肉体労働と、きつい現場と想い安いが、
俺達の方がまだ、ましかも知れません。


体で感じた疲れ、そして達成感は「やっぱり」
本物です。

 人はストレスをゼロにすることは不可能ですが、
日々の生活で解消することは可能です。

先ずは自分の仕事に誇りを持つ事。 次にその先の
なりたい自分へ夢を持つこと…

 ストレスに負けるな若者達よ。
自身をコントロールし、強い人間になれ。
今、何かを手にしていないことは決して不幸ではない。

満たされていないと思うなら、明日欲しいと願うより、
10年先にきっと、手に入れると望めばいい。

そして、冷静に物事を見渡し、程々で良いと望め。

それが、他人にコントロールされず、自身で
歩むことを信じる道しるべとなるだろう。

私の知り限り、頑張る親方衆はそんな連中達だ。
彼らは時に訳もなく「怒る」
そして、機嫌が良いと「誉める」「オロナミンC」を
おごったりもしてくれる。


若者達よ、そこで強くなれ。

一見、華やかな世界ほど、根深いプレッシーが存在
する。 どうもこれが表舞台の現実のようだ。
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2012/1/30

久住有生さんが目指すところは…  左官鏝
 前回の「ソロモン流」の記事に繋がるが、1月30日に放映された
NHK[プロフェッショナルの流儀]石岡瑛子さんの生き様がやたら久住さんと
ダブって映りました。 石岡氏は三十代ですでに国内で異彩を放ち、しかし
女性と言う立場が彼女の国内での障壁となり、その後彼女は海外へ活路を
追い求めて行きます。 番組はアカデー賞受賞など華やかな面と共に
与えられた仕事に対し、徹底的にこだわる姿勢。過去の作品は過去のモノ、
それらを自ら封印し、常に新しいモノを追い求めるプロフェッシャルとしての
存在感が熱く描かれていました。
(実際、海外への挑戦はゼロからの出発。やっと掴んだチャンスはまさに奇跡)

久住氏は意図的にTVなどのメジャー出演を拒否しておりません。
むしろチャンスがあれば積極的に出演をも計画しております。

そして、その心理には間違いなく[左官]と言う職業の地位向上を願っている
姿勢があります。 やる以上、高みを志して欲しい。 1年では出来ない事も
3年あればどうか、10年あればどうか? 人は学ぶことで、常に向上する。
久住氏自身、もし彼が、彼だけの利益を追求すれば、それはもっと、楽な
道のりであったであろうと推測する。

しかし、彼は、また彼の父もあえてそれを選ばなかった。

それは彼らが目指す高いポテンシャル、そしてポティチブな思想を
より多くに伝えることで自らを高揚できる人生の楽しみ・生き方を知ってる
からだと想像する。 

当サイトでは製品の紹介をメインにしておりますが、それと同時に多くの
左官職人さんが新たな商品企画をご提案下さっております。

例え些細であってもこれらの行動は業界の向上を願う、無補償の善意な
行動です。 

かのドラッカーは語ります。 自らの意識を高めるのは他者への奉仕と
共に、その技・技術を子孫へ未来に残すことです。

左官は今や技術職であり、極めて限られた人数のみで支えられています。
この先も多くのベテラン達が引退の年齢に差し掛かっております。
彼らが今、必死で何かを残そうとしてくれている。

この先の10年。 何を成すべきかが私も含め、業界に問われるものと
信じます。 久住氏が切り開こうとする新たな道もその一つだと思う。
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テーマ: 住まい


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