
写真は有名「こいつ」プレイヤーさんとの夢の2ショット。
ただし影なし(COM)ですけどね。
クルクルラボ全盛のときに「こいつ」(←キャラ名です)といえば
北の国の●さーさんが代表格だったんですよ。
----------
さーて、パズル界のお話です。
さっき知り合いの編集者さんと電話しまして、そこでの話題。
「不況になるとパズル誌が売れる」とは、昔よく言われてた言葉です。
高いお金をかけずに時間をつぶせる娯楽としてパズル誌は最適でした。
しかし今はパズル誌そのものの数が増え、
読者の取り合いになってるのが現状です。
それに加えて不景気、そして雑誌には欠かせぬ紙の値段の高騰。
パズル誌はどの会社も苦戦しています。
言っちゃ悪いけど、パズル誌はピンキリです。
質の良い問題が載ってて、読んでも解いても充実感のあるパズル誌があり、
その逆でどーでもいい低品質のパズルしか載ってないパズル誌もあります。
パズル自体が良いか悪いかは、よほどのパズルファンの方でないと
区別はつかないと思います。
パズルにあまり詳しくない人が購入の判断材料にするのは
コストパフォーマンスと懸賞のプレゼント。
懸賞はいいとして、パズルの問題の質は二の次なんです。
値段が安くて問題数がいっぱい載ってればそれでOKなわけです。
良いパズル誌が悪いパズル誌の影に隠れてしまい、売り上げが落ちてるのです。
じゃあ質の悪いパズル誌を作ってる編集社がダメな会社かというと、
実は一概にそうも言えません。
中には理想的なパズル誌を作りたいという野望のある会社・編集社もあります。
でも、世の中はどこも不況。
凄いパズル誌を作りたくても「上」からのOKが出ないのです。
そして「上」からは「制作費をもっと削減せよ」とも言われてしまいます。
編集してる人も会社も、やっぱり仕事なわけです。
「できるかー、こんなもん!」と言ってはメシが食えないのです。
パズル作家も同じ。会社によっては雑誌が休刊したり、
原稿料が安くなったりもしてるのです。
ワタシは「これ以下の値段では作れないな…」という最低ラインはありますが、
幸いまだそこまで低くはなってないので、ガマンしています。
もっと言うと、その苦労は「上」も同じなんです。
会社をつぶすわけにはいかないですからね。
苦渋の決断はよくあることなんでしょう。
ちょっと話を戻してパズルの質のこと。
知り合いの編集者さんから他誌の原稿料を聞くと、
「そんなに安いの!?」ということがときどきあります。
まさにワタシの最低ライン以下の値段。
確かにそれなら質の低いパズルになることも納得、そんな値段。
ここがパズル作家としての悩みどころ。
パズルで食って行くためには、ヘタな問題を安く大量に作ることも必要なのか?
自分としては、それはやりたくない。
「良くないとはわかってるんだけど、今はしょうがないよね」と、
ちゃんとわかってる作家さんなら、ワタシは共感できます。
問題なのは「パズルってこんなもんでいいんでしょ?」と、
バイト感覚で中途半端なパズルしか作れない作者。
答えが1通りならOKってもんじゃないんだよー。
こういう作者のせいで、ウデのいいパズル作家が潰されていくのです。
同じ用に考え苦労している作家&編集者も多いです。
でも結局のところ景気が良くならなければ、違いのわかる読者さんが増えなければ
この現状はどーにもならないんじゃないのかな。
とにかく、色々なパズル誌を見て、色々な問題を解いてみてください。
その中にいくつかは「お、これは!」と思う雑誌や問題があるはずです。
面白いと思ったらその出版社や作家さんを応援してあげてください。
パズルに限らず、高度な才能を持った人が不景気のせいで
正当な評価をされてないことが増えてきているように感じます。
クリエイターやアーティストにもっと光を。