映画『DEVILMAN』公開からとうとう一月が過ぎて参りまして。
その間、映画のお陰でアシスタントに当り散らしたり、
制作直前に台本にNO出てたった3行に3日間費やしたり、
絵コンテ起こしながら、不況や政治を呪ったり、
「THAT's 傘貼り浪人」な絵探して『四谷怪談』5本見たり、
ハスの花がどう地中から生えてきてるのか必死に調べたり、
何本ものレンコンの穴の数、数えまくったり、
地震に軋む会社ビルの中でひとり揺られたり、
小道具で買った韮が3日間自宅の食卓に並んだり、
人生で一番気合入れて『笑っていいとも』見たり、
いやさ色々あったお陰で、ようやく俺のキズも癒えましたよ。…そういや今回の仕事、おたくネタでこういうのがありましたな。
▼東京ムービーさんに『天才バカボン』のあるシーンの映像使用許可を今出してるんですが、そのシーンってのが、バカボンパパが好物の「レバニラいため」を食べたいと言っているシーン。
もう平身低頭で電話かけましたよ。一応よみうりテレビの再放送で見倒したおかげで、アタマから焼きついて離れない回を念頭において。さすがに『元祖』はそこまで覚えてないし。
一つはバカボン一家が超高級レストランに行って、レバニラ炒めをオーダーするが、バカにされる話。今一つは、のど自慢大会で優勝して電子レンジを貰って帰るも、ママがレバニラ炒めを作ってくれなかった話。
▼その上、ちょいとネット検索して「ごちそうはレバニラいためなのだ」というサブタイトルが存在するコトまで確認。しかしその他の検索結果は散々で、俺と同じような記憶を書いてる人は僅かにいるが、ほとんどは日記Blogでほにゃほにゃと触れている程度。
もっとひどいのは、ゲームの解説書のような、レンタルビデオ借りる参考にすらならない「自称解説」。当時見てたら読む気にもならない番組概観とキャラ紹介。
…あんなのがいくつもいくつもあるってのは何なんだよ!書く前に検索掛けて、見付けたサイト以上のこと書けねえんだったら、やるんじゃないよ全く!ノイズばっかり増やしやがって。詳しいサイト一個ありゃ充分なんだよ。
おっと脱線。
▼イヤ、大体想像はついたけど、版権事業部署の方と思しき若い男性が電話の向こうで応対して下さったんですがね。丁寧なヒトなんですよ?でもね、結局は今そこまで把握している人はいないつーのが結論。「マニアのホームページはチェックなさいました?」という解答。俺が赤塚マニアだったらなあ(笑)。
ちなみに他社さんでも『バカボン』作ったのはご存知の方も多いだろうが、電話に出たおねーちゃんが全く俺の言うことを理解できなかったらしく、変わりに出た偉いヒトに、「覚えてるワケないでしょう」と怒気を込めて諭されました。ありがとうございます。
結局はかつて『アニメデモミー賞』やら『快進撃TVうたえモン』をやっていた頃と同じく、レンタルビデオで見まくるという結果に。俺の面倒を版権元に押し付けようという目論見は今回も外れたのだった(笑)
▼「ごちそうはレバニラいためなのだ」面白かったっすよ。
超高級な「レストラン豪盛」にバカボン一家が行くのね。「レバニラ炒めはないのか」とキレたくせに、次から次へ喰い続けた挙句、カネが足りずに家族待たせて家へ帰るんだけど、途中柳の枝に猫がいることを発見、「コレがホントの猫柳なのだ」と大感激。早速バカボンに教えてやろうと家へ帰ると、カギが閉まってる。つーか、レストランのコトを忘れている。
「バカボン、ドコに隠れた?」と家の中を引っ掻き回した挙句、我に返るとテメエが荒らしたコトも忘れて「ドロボウなのだ」と大騒ぎ、本官さんトコへ駆け込むと話は広がり、誘拐事件になってしまう。この辺のパパの証言もズレまくってて、いまだに笑えます。雨森雅司さん最高。
▼絵がもう一つ抜くには弱かったので、他も探したが時間切れ。ぬう。イヤ、番組ではたかだか10秒にも満たない部分使用だし。
…なーんて書いてると、他所の番組スタッフさんの参考になるかな。ミネルバXはじめ、何かと俺のアニメ再編集ネタはパクられてるからなあ。(>とはいえ元ネタあるワケで、所詮ヒトの褌で相撲とってるんだから、パクリも何もないんだよ俺)
▼そんなこんなで、今までの手数使い倒してる仕事ですが。ああ、ようやく右にあるリンク先にも納めた画像上がったよ。よかたよかた。
…次回の花はなんでしょお?

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