2010/4/13

木曜日はおばさんだらけ  人生・生活
おばさんネタは、「どうでもいいDiary」の方に昔も書いたが、

例えばこれ↓
http://www.nikkijam.com/logdisp.cgi?user=89431&log=200312

2003/12/16(火) 「凶」の字の中心
2003/12/03(水) お徳用・黒澤です。


ここに至り、俺はある法則に気がついた。
そうなのだ。この記事の表題通りだ。「木曜日はおばさんだらけ」なのだ。街は。
なぜだ?

俺はフレックスで朝の通勤時間が普通のサラリーマン諸君より少し遅いのがこの事実を知った大きな要因だとは思うが、今までこの法則には長い間気がつかないで生きていた。

俺は仕事先まで、JR線と東京メトロ線を乗り継いで通っているが、JR線でも一杯。乗換駅でも一杯。そして、逃れられるであろうほのかな望みを掛けた東京メトロ線でも一杯なのである。木曜日に。
どこへ移動しても「おばさんだらけ」である。

これを読んでくれている女性諸君のほとんどが、「そりゃ、おばさんは街に沢山いるわよ。何がいけないの?あんただっておじさんじゃないの」などと、今、不快に思っているかもしれないが、そうだよ、私は変なおじさんだ。だから、まぁ怒らんでくれ。

「おばさん、おばさんって、いったいどんなおばさんなのよ?」
ふむふむ、さて、そうなると、この「おばさん」の定義が気になるところであろう。
10代でも「あたし、もうおばさんだからさぁ」なんて生意気なことを言うし、「もう20代も終わっちゃうなぁ、もうおばさんだもんしょうがないか」と言う若い女。
「30代は、もうおばさんでしょ。アラフォーなんて完全におばさんよ。ドホルンリンクルの年齢肌だわ。あーあ」という女性もいれば、その年齢から完全に「おばさん」でも良いのではあるが、小綺麗でとても「おばさん」とは呼べないナイスミドルな40代、50代の女性もたまにはいるじゃないか。
さらに、60代や70代になってしまうと、今度は「おばさん」というのが少しずれてくる。「おばあさん」になってくるからであろう。「ば」の後に少しだけ同じ母音を付けて「おばぁさん」と発音するだけでかなりニュアンスが変わってくるから日本語はきわどい。
はてさて、この「おばさん」の定義が、いよいよ難しくなっていくのである。

しかし、俺は確かに「木曜日はおばさんだらけ」という法則を見付けたのであるから、ここでその「おばさん」を定義付けできるであろう何かしらの素材を提供せねばいかんだろう。

これはやはり「だらけ」なのであるのだから、数が多いのであるが、やみくもに「だらけ」なのではなく、「だらけ」の中にはいくつものグループが存在しているのである。
「だらけ」が大きなひとつのグループだったら恐いじゃないか。何か地球規模の大きなうねりになってしまうし。
なので、キーワードは『女性は多少群れたときにおばさんになる』ということになるんじゃないか。

その点、「おじさん」の場合は、ひとり立ちつくしていても立派な「おじさん」だし、群れたときでも「おじさん」に変わりはない。

しかし、女性の場合、ひとりの場合も「おばさん」な人は、比較的ここでかなり数が減るのではないか。
もちろん、ひとりでも立派な「おばさん」は数多く存在するのであるが、男性と比べる数は少ないのではないだろうか。

俺はその実、30代であろうが50代であろうが、キチンとしている女性を「おばさん」とは感じない。もちろん、それは俺自身が歳をとってきたということもあるが、「小綺麗にしている。」「社会性が欠落していない」などの条件が揃っている女性はその根本的な容姿を問わず、「おばさん」には感じないのである。

ある日のことであるが、いや、正直に書こう。
ある木曜日のことであるが、もちろん、街はおばさんだらけなのであった。
俺は、JR線の車内で、先日手に入れた分厚い文庫本『江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣 (光文社文庫)』を読みながら、立っていた。
最近の列車は線路のツギハギ部分で「がたんごとん」揺れることは少なくなり、また横揺れに対しても大きな改善があったようで、しかしながら慣性の法則には逆らえないのか、列車の進行方向と対進行方向への揺れには以前よりも大きな力が加わるようになったように感じる今日この頃である。
前にはこのおばさんだらけの中、ふたり組のおばさんが並んで座っている。例によって二人組の場合、片方が「じゃべり役」、片方が「聞き役」である。
俺の見立てでは、「じゃべり役」が50代。「聞き役」が40代であろう。
おふたりとも小綺麗にしており、特に40代の「聞き役」は、手の甲のシワで年齢が分かってしまうが、ファウンデーションもしっかりきまり、かわいいリボンの形の先の黒い革靴を履いていてとてもキチンとしている。昔で言う「カマトト」のたたき上げにも見えなくはないが、嫌な印象はない。
念のため言っておくが、俺は先ほど「変なおじさん」と書いたが「熟女好きのジロジロ見る変態オヤジ」ではないぞ。
ちらっと見ただけなのである。だって、その話し声がだんだんエスカレートしていき、とても『江戸川乱歩全集 第3巻 陰獣 (光文社文庫)』を読んでいる状態ではなくなったからである。俺はそのためにiPodを出し、入れてある『高原の音』を再生したくらいだ。だから、ちらっと見たのだ。うるせーな。一体どんな奴らかと。

次の停車駅で、このおふたりは腰を上げた。俺は座らない決意でいたからよいのであるが、廻りの幾人かは当然次は自分が座れるものとポジションを変えだしている。が、しかし、事もあろうにおふたりは中腰のまま、ホームにいるであろうお友だちを捜し出したのだ。
「木村さん、木村さんいる?」「あら、いないわね。木村さんかな。あぁ木村さん!」「え?来た?木村さん、ここ、ここ!」
車内で中腰のまま、ホームのお友だちを呼んでいるのだ。その凄まじさは想像できるであろう。
車内はそこそこ混んでいる。そうなのだ、木村さんがこの列車に乗れることは大事なのだろうが、座席をとられてしまわないようにすることのほうが、もっと大事なのである。
もし、乗れなかったら木村さんが悪いのだ。
だって、あたし達はちゃんと乗ってきて、あれだけ一所懸命に呼んだものね。そうよね?
木村さんのせいで、せっかく座れた席を誰にも渡しはしないわ。ね、そうでしょ。

木村さんが乗り込んできた。まぁ良かったじゃないか。
三人は、感極まっている。差し詰め、飼い主が帰宅したときの飼い犬のごときだ。それも三頭。

さて、ここからは「譲り合いゲーム」の始まりらしい。
列車はもう発車している。

「木村さん、座って」「あら、いいわよ」「じゃこっち?端がいい?」「立たないでいいってば。大丈夫だから」「そんなこと言わないでぇ。ね、座って」
これで、「ダチョウ倶楽部」のオチならそれはそれで俺は目をつぶるが、ったくもう、ここは誰かの家ではないんだ。もう少し早めに決着させてくれ。

「じゃ、遠慮無く」
木村さんは三人の中で一番年上であろう。もしかしたら60代かもしれない。結局座るんだから早く座れよ、木村さん!

木村さんが座ったのは、俺が立っていた前の席、今まで「40代のカマトト」が座っていた席である。「40代のカマトト」が立ち上がったのだ。
車内は混んでいて俺は後ろへは下がれない。しかし、その「40カマトト」は、ヒップでぐいぐい俺を押してくる。

要するに、木村さんが座り、その前に立っている俺の間に、こちらにお尻を向けて「40カマトト」が無理無理立っているのである。


【座席】  [木村 さん][50しゃべり役][他の人][他の人]
      (40カマトト)
【つり革下】( 俺  )   ( 他の人 )  (他の人) (他の人)


異様な風景ではないか。
これは、痴漢行為ではないのか?暴力行為ではないのか?
どうしたら良いのだ?俺は何か悪いことをしたのか?
俺はただ通勤したいだけなのだ。車内で普通に立つであろう場所に普通に立っているだけなのだ。

俺は、何故か「40カマトト」と密着し、廻りから変態オヤジに見られているのではないか。
列車が俺の後ろに向かって傾けば、「40カマトト」のお尻も俺に付いてくる。
これはまずいので、すかさず、なんとか身体を斜めにし、せめて俺の側面が当たるようにするしかない。

もう耳に「高原の音」は入ってこないし、江戸川乱歩のおどろおろどしい五色のオーロラな文章も頭に入ってこない。
俺はノタウチ回るように「すいません、すいません」といいながら、どうにか左に水平に逃れた。
嫌な顔をされたが、誰も「40カマトト」の仕業だとは気がつかない。

自分の後ろから俺がずれたことが分かった「40カマトト」は、変な風に立っていた自分の態勢を少し広いスペースを使って直し、「ふっ。どいたわ」とでも言うように横目が光ったのである。

「40カマトト」、オマエはそれで良いのか?今日はどこへいくのだ?
この俺をお尻で蹴散らし、オマエはどこへ向かうのだ。

繰り返そう、
『女性は多少群れたときにおばさんになる』ということになるんじゃないか。

Wednesdayは水曜日。次はThursday。Thursdayは木曜日。
Fridayは金曜日。Fridayの前はThursday。Thursdayは木曜日。

俺は4月から新調した「クオバティスのビソプラン手帳」を取り出し横に開き、何度も何度も確認するのでした。

2010/5/6  18:33

投稿者:Chrosawa
>mayu
なに!(笑)
連休が明けているにもかかわらず!やっぱり「木曜日」かぁ。

2010/5/6  15:37

投稿者:mayu
 大型連休明けの本日、木曜日。JR恵比寿駅改札にも着飾ったおば様たちがたくさんいらっしゃいました!
黒澤さんの「木曜日説」を裏付ける一つの資料にしてください(笑)

2010/4/15  19:10

投稿者:Chrosawa
>カシスオレンジさま

なるほど。バスの一番後ろの窓際の席は、「譲らなくちゃいけないんじゃないかプレッシャー」は無いですね!

2010/4/14  23:20

投稿者:カシスオレンジ
いんじゃないのさー、後ろで多少いびきかきつつも静かにねてるんだからさ〜。

一番後ろの窓際はね、
どんなに老人が乗ってきても「ごめんなさ〜い、代わりたいけど ここからはちょっと出られないの〜」
ってね、座りっぱが出来るわけぇ。

2010/4/14  12:19

投稿者:Chrosawa
>カシスオレンジさま

>私も木曜日に出かけるけど
や、やっぱり。。。(笑)

大抵座れるのであれば、電車の2倍時間がかかるとしても、バス移動もいいですよね。  あ、。。。気がついた。
そ、そうか。そうだったのか!! そういうこともあるのか。
2倍の時間、街にいるわけですね?(笑)

2010/4/14  11:55

投稿者:カシスオレンジ
 やだわん、おばさんが食いつきそうな題名で。
さっそく食いついちゃったじゃないの。

あまり群れるの好きじゃないけど、なるべくこれからは一人で行動するわ。
私も木曜日に出かけるけど 電車の2倍の時間かけて渋谷までバスで移動。一番後ろの座席で爆睡してまいります。(イビキには気をつけよう)

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