2012/3/23

High Speed 1  Mainline (London)

こんにちは。本帰国までいよいよ2週間を切りましたが、正直実感がわかな過ぎてやばいです(笑)
今回書く撮影記は、8月3日に行ってきたイギリスの高速鉄道の分です。

驚くべきことに、鉄道発祥の地イギリスには、つい最近まで高速鉄道がありませんでした。
日本で新幹線が開業し、お隣フランスでもTGVの建設が着々と進んでいた1970年代、イギリスも自国の鉄道を高速化させようと考えました。しかし、当時は政府の財政が厳しく、既存の鉄道を電化することや、ましては高速新線を作ることなどは不可能でした。
そこで考案されたのが、イギリスの鉄道史最大の名車の一つ、Class 125(High Speed Train)です。この車両にはInterCity 125の名称がつけられ、その名の通り、最大速度125マイル(約200km/h)という驚異のスピードで、世界最速のディーゼル機関車として名を知らしめました。

そんなこんなで、線形が良いことも幸いして、イギリスは長い間、在来線で十分な速達運転を提供できていたのです。ですから、高速鉄道建設の需要はあまり高くありませんでした。

しかし、1994年にユーロスターが開通した際、その状況は一転しました。

ユーロスターの区間のうち、フランスはすでにTGV用の高速線を持っており、ユーロスター開業へはその一部を延伸するだけで対応できました。また、続いてベルギーも、1997年までに高速線を開業させ、これによって大陸側では300km/h対応が完全に整いました。その一方で、高速線を持たないイギリスは、既存の在来線上にユーロスターを走らせている状態で、またその路線が第三軌道方式であったこともあり、最高160km/hが限界でした。

そのため、イギリス側での遅れやタイムロスが大きい状況となり、犬猿の仲であるフランスからはそれについてイヤミを言われることが状態化という事態に。

いよいよ我慢の限界に達したプライド高きイギリス人たちは、ロンドンとドーバーを結ぶ、ユーロスター用の高速線の建設に乗り出したのです。

2006年の12月にその高速線はめでたく開業。ユーロスターのロンドン側のターミナル駅をこれまでのWaterlooからSt.Pancrasに移すとともに、いよいよイギリス側での300km/h運転が始まったのです。

ちょっと長くなりましたが、まぁざっとこれがHS1の歴史です。

そんなHS1を走る列車を撮影しに、今回はロンドンの東郊外にあるPurfleetというところまで行ってきました。


さて、旅の始まりは前々回と同じFenchurch Street駅。ここからc2cの近郊列車に乗り込むのですが、今回は本線をひた走る便ではなく、途中から支線に入りGreysという駅まで行く列車を利用します。詳しくは下のc2c路線図を参照。
http://www.c2c-online.co.uk/destinations/stations_and_route_map

列車はBarkingから支線に入り、Dagenhamの工場地帯を走り抜け、やがて住所はロンドンからエセックス州へ。そして、エセックス最初の停車駅がPurfleetです。

正直、ロンドン郊外だというのにかなりの田舎です(笑)
まぁ緑が多くていい街、という風に言っておきますかねぇ。

そんなこんなで駅から歩くこと20分ほど、撮影地に到着です。

Class 373 Eurostar near Purfleet
まずはユーロスター。パリへ向かう列車です。18両の長大編成ですが、先頭車両は機関車で乗客は乗降できないため、実質16両です。それにしてもさすが高速鉄道。速い速い。



Class 373 Eurostar near Purfleet
反対方向(ロンドン方面)のユーロスター。ちなみにユーロスターは最近ロゴを変更しまして、車両に貼ってあるロゴも張替が進んでいます(もう終わったのかな?)。上の写真の車両に貼ってあるのがが旧ロゴで、この写真の車両のが新ロゴです。

ユーロスターの車両は、日本に住んでいても見覚えのある方が多いのではないでしょうか。この車両は1994年の開業時から使用されているフランス・アルストム製のClass 373で、イギリス、フランス、そしてベルギーが分担して所有、管理を行っています。車両番号3000番台がイギリスの、3100番台がベルギーの、そして3200番台がフランスの編成です。しかしこの車両、近いうちにドイツのシーメンス製の新型に置き換えられることが発表されており、ユーロスターの顔である同車も、先はさほど長くないようです。

ちなみにこのユーロスター、一日の本数が片道30本程度と、あまり多くありません。というかヨーロッパの高速鉄道は基本的にそんな感じで、改めて新幹線の技術のすごさを感じます。
とはいえ、そんな列車のこない場所に、わざわざ家から2時間もかけて行くような私ではありません。実は、HS1を走る列車の中で、もっと本数が多く、そしてもっと撮りたかった車両があるのです。

それは・・・

Class 395 Javelin near Purfleet
こいつ。
この写真を見て「あ!この車両!!」と思った人も多いのでは?
ヨーロッパ初の日本製鉄道車両、Class 395です。
ロンドンとパリ/ブリュッセル間の国際輸送がメインなユーロスターに対し、この車両は、高速線High Speed Oneが通るイギリス国内の街、ロンドンとドーバー間の輸送に使われています。
製造は山口県にある日立の笠戸事業所で行われ、そしてイギリスのSouthamptonまで海運されました。
イギリスの車両は全部ヨーロッパ製(まぁBombardierの本居地はカナダですが)であるため、正直今回の日立の進出は日本人の一鉄道マニアとして相当な誇りです(笑)
いや、ていうか、世界的に有名なユーロスターと同じ線路上を、日立製の列車が走ってるって感動的じゃないですか??笑
2009年の12月から運転が開始され、従来から最大45分の所要時間短縮がなされました。ただ、これの運転開始によって、在来線の方のサービスが低下したりと、高速鉄道による問題点はどこでも同じようです…。

因みにこの車両、当然ながらイギリス国内でもっとも信頼性のある車両の一つとして認知されています。2010年の大寒波・大雪の際に、イギリス全土の鉄道ダイヤがめちゃくちゃになったのに対し、このClass 395による列車だけが唯一平常通り運転していました。またこの大寒波の中、ドーバートンネルの中でユーロスターが故障し立ち往生してしまったという事故があったのですが、その際にも、このclass 395が救助車両としてトンネルの外まで故障車を引っ張っていったそうです。ただ残念ながら、modern railwaysという鉄道雑誌が毎年選定する"Golden Spanner"(その年にイギリスで最も信頼性の高かった車両を決める賞)の受賞には惜しくもまだ至っていません。

Class 395 Javelin near Purfleet
ロンドンへ向かうClass 395。因みにHigh Speed Oneは、途中オリンピック会場のあるStratfordを通ることでも知られており、大会の開催中は、この車両がロンドン中心部とStratfordを結ぶシャトル列車として使用されます。


…そんなこんなで一時間半ほど撮影を楽しみました。

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帰りは支線を乗り継いで、地下鉄の東端Upminsterから西の郊外にある最寄駅まで、District lineで延々と帰ることに。ざっと1時30分ほどかかりました。この路線遅いからね(笑)



さてと、この記事はおそらく、私がロンドンから更新する最後の記事になるのではないかと思います。
ロンドン生活の開始と同時に始めたこのブログ、みなさんいかがでしたでしょうか。
当時は初めての海外生活で、不安と期待と様々なものが心に入り混じっていましたが、いよいよそんな海外生活も終わってしまうのかと思うと、何ともさみしく、感慨深いです。

最近たまに思うのが、こっちに来た当時の自分が今の自分を見たら、何を思うんだろうなー、ということです。英語がちょっとしゃべれるようになったとか、海外の鉄道に興味を持ったとか、そういう面では自分がいろいろな変わったのは確かですが、そういうのってなんか表面的なものじゃないですか。だけどもっとこう、この二年半で、なんか人間的に成長できた部分があれたらいいなー、なんて思います。

何はともあれ、この中学生高校生という多感な時期(少なくとも一般的にはそういわれている)を海外で過ごせたのは、非常に貴重な経験だったと思うし、僕自身とても楽しかったです。こんな機会をくれた両親には本当に感謝しています。


…さてさて、振り返るのもいいですが、僕はまた元の日本の生活に戻って行かなくてはなりません。僕は今、ロンドンに来た時と同じように、また新しい日本での生活に対して、大きな期待と、そして不安を抱えています。ですが、こっちでの生活で学んだんですが、なんだかんだで人間どんなとこでもやっていけるんですよ。ですから、日本での生活も、すごく楽しくまたやっていけるんじゃないか、なんて感じています。


さて、長いようで短かったこの2年半、本当にいろんなことがありました。この街と、ここで会ったすべての人々に心からありがとうと言いたいです。

そしてこのブログを読んで下さっている皆さん、本当にありがとうございます。日本でも残りの撮影記の更新はぼちぼち時間を見つけてやっていきますので、引き続き当ブログをよろしくお願いします。

それではみなさん、また日本でお会いしましょう!



ロンドン、さようなら!!
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2012/2/26

London Victoria  Mainline (London)

こんにちは。
そしてとっても遅くなりましたがあけましておめでとうございます(なんだかんだで今年初めの記事なんですよね)。

私は今年度いっぱいで日本に帰るのですが、残り一か月、こっちでやりたいことややらなきゃいけないこと、たくさん山積みです(笑)


ということで今回の撮影記は、7月28・30日分。ロンドン最大のターミナル駅の一つ、London Victoria Stationに発着する列車を記録してきました。

London Victoriaはロンドン中心部のWest Endと呼ばれる区域に位置する、19本のプラットフォームを抱える大ターミナル駅で、ここからは南方面の列車が発着しています。

当駅に来る列車のほぼすべては、Kent州方面へ向かうSouthEasternという鉄道会社と、もうひとつGatwick AirportやBrighton方面へ向かうSouthern Railwaysという鉄道会社の運行で、面白いことにどちらも電化方式は第三軌道です。

2011年7月28日
駅近くに発着する列車が一望できる素晴らしいスポットがあり、今回はそこでおよそ1時間30分ほど楽しんできました。
それにしてもさすが最大級のターミナル駅、ひっきりなしに列車がやってきます。カメラから目を離す暇もほとんどなく、文字通りノンストップの一時間半でした。。

Class 455+Class 456  near London Victoria
まず一枚目は、Southern RailwaysのClass 455。同社のロンドン近郊の短距離普通列車の主力です。よく見ると、この8両の列車は4+2+2両で構成されていますが、後ろ側の2+2両はClass 456という違う形式が連結されています。ちなみにこの車両、かなり味のあるように見えますが、実は1982年製と案外古くありません。

Class 377 near London Victoria
こちらは、同Southern RailwaysのClass 377。2004年に導入された、本線の長距離急行から支線の各駅停車までをこなす万能車両です。カナダのBombardier社製で、同社のelectrostersと呼ばれる車両シリーズのひとつです。車両シリーズと言われてもピンとこない方も多いかもしれませんが、こちらでは車両メーカーがそれぞれ、自社製の車両にブランド名を付けています。日本でいうと日立のA-trainとかがそれに近いと思います。
因みに、前回登場したClass 357もこのelectrosterシリーズの一つです。

Two class 377s near London Victoria
普通運用に就くClass 377同士の離合。同じClass 377でも、長距離系統は主に8両なのに対し短距離系統は基本4両なので、見分けが付きます。ところで左のほうの列車の側面窓が一つ割れています。何があったんでしょうか・・・。

Class 377 and Class 442 near London Victoria
駅入線の信号を待っているClass 442(左)を抜き去るClass 377。
Class 442は、London VictoriaとSouthern Railwayの本線上にあるGatwick Airportの間をシャトル運行をする、特急Gatwick Expressにおもに使用される車両です。製造年は1988年であるものの、長い間South West Trainsという別の鉄道会社に所属しており、Gatwick Expressとして運行するようになったのは2008年からと、結構最近です。

Class 377 near London Victoria
Class 377の100番台(現地ではClass 377/1と表記します)。いくつか異なるバージョンが存在するClass 377のなかでも、この100番台は小さなライトが特徴的です。夕方ラッシュの時間に差し掛かっているため、12両という長編成での運転です。

Class 466 near London Victoria
おもに奥の線路上を入線するのが、もう一つの鉄道会社Southeasternの列車。これは、同社のClass 466+Class 465による6両編成の列車です。この二つの形式はほとんど同じなのですが、Class 465は主に4両なのに対し、Class 466は、短距離や支線、増結用に増備された2両編成のマイナーチェンジ車です。ドアの色が異なるのは、同形式がリニューアル工事の真っただ中のためです。黄色いドアは未更新車を、青いドアは更新車を示しています。ちなみにClass 465ですが、200番台(Class 465/2)を除いて日立のvvvfインバータを採用しています。

Class 375 near London Victoria
Southeasternの主力は上で述べたClass 465ですが、一部は新型のClass 375で運転されています。見た目がClass 377と非常に似通っていますが、それもそのはず、同社もBombardierのelectrostersの一つです。

Class 442 near London Victoria
入線するClass 442によるGatwick Express。
こう見てみると、何となくJR北海道の785形を連想させるデザインですね。この車両が転属してくる前は、Gatwick ExpressはClass 460という非常にユニークな形の車両で運転されていました。まだ数本残っているのですが、今回撮影できずに残念です・・・。ちなみにGatwick Expressは15分に一本の頻度で運転されており、Heathrow Expressと並んで非常に本数が多く便利な空港特急です。

2011年7月30日
この日はSurrey Hills Specialという、SLを使った臨時列車を撮りに行きました。

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まずは一昨日の撮影地で客車の到着を待ちます。写真は10両のclass 442 Gatwick Express。

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さて、ディーゼル機関車に引っ張られて客車がやってきました。

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機関車Class 67に引っ張られてやってきた旧型のレトロな客車。

この後続いて蒸気機関車がやってきて、駅で客車との連結作業が行われました。是非とも見てみたかったのですが、早目に次の撮影地に行っておく必要があったため、断念。

普通列車で撮影地まで移動です。

Class 455 near Kew Bridge
撮影地の歩道橋(Chiswick-Kew Bridge間)で。South West Trainsのclass 455です。同じClass 455でも、Southern Railwaysのものとは前面のデザインが全く異なるのがわかります。

ちなみにこれ、光線状態が非常にいですが、この列車は狙いのSLとは逆方向の列車。

ということは・・・

Surrey Hills Special with 35028 passes near Kew Bridge
あーやっちゃった。
光線状態を確認せずに撮影に出かける癖が見事に裏目に出ましたね。

このあとはバスで近くの繁華街へ移動。マックで昼食をとったり、雑誌を買ったりしているうちにいい時間になってきたので、再びLondon Victoriaの撮影地へ。

Class 456 near London Victoria
28日にあまりいい写真が撮れなかったので、あえてここで載せます。Southern RailwaysのClass 456。えーと、これ、1990年製です。。デザイン古めかしすぎ・・・。

Surrey Hills Special with 35028 approaching to London Victoria
そしてやってきました。今回はなんとかまぁまぁな仕上がりに。煙も若干出ていてよかったです。

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そして間もなく単機のディーゼル機関車が登場。このあと蒸気機関車と客車を車庫まで引っ張っていきます。ちなみに、朝客車を牽引してきたのと同じ車両です。

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そして、今回の列車は車庫へと戻って行ったのでした・・・。

おまけ。
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線路工事の影響によるDistrict Lineの一部閉鎖により、Olympia支線の車両が、本来D stockのところ十日ほどだけC stockで運転されました。
・・・って、London地下鉄に興味がある人じゃなきゃ「だからなに?」っていう情報ですが(笑)。
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2011/6/27

East Coast Main Line撮影記  Mainline (London)

どうも。テストがあったり宿題があったりで更新できないまま、また一か月が経ってしまいました。
ロンドンでは今日(6月26日)、まさかの最高気温28度を記録しました。これは、樺太とほぼ同緯度上にあるこの街にしてはかなりの高気温であります。
地下鉄とか暑かったぁ。。
人がみんないつも以上に怠けてた気がします(笑)

・・・それはさておき、今回は5月1日分の撮影記です。

前回は、West Coast Main Lineを「東海道線のような存在」と紹介しましたが、今回は、もう一つのイギリスの大動脈、East Coast Main Lineの撮影記です。West Coast Main Lineが東海道線なら、こちらは中央線みたいな感じでしょうか。
ロンドンとからスコットランドのエディンバラまで、ヨークなどを経由して結び、名前の通りイギリスの東海岸を縦断する路線です。


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さて、まずは地下鉄でFinsbury Park駅まで。引退間近のVictoria Lineの1967 Stockを待ってみたのですが、残念ながら来ず。

さて、ここでNational Railに乗り換えるのですが、問題が。
今回訪れたBrookmans Parkという駅はOyster Card(ロンドン版のSuicaみたいなものです)のエリア外なので、Finsbury Park駅の乗り換え通路にある券売機で、紙のチケットを買わなきゃいけなかったんですね。
しかし目的地を選択する画面でどうしても券売機がフリーズしてしまい、買えない。
周りには窓口もないし、仕方がないので、とりあえずOyster Cardで隣の駅(Haringay)まで行って、そこでBrookmans Parkまでの切符を買うことにしました。

そしてHarringay駅で無事に購入でき、いよいよBrookmans Parkへ!
・・・と思いきや、衝撃の事実発覚。


この駅、30分に一本しか電車が止まらないんじゃん。


駅の周りにも何もない(前紹介したHanwell駅みたいに、住宅地のど真ん中に駅がある無人駅でした)ので、ただひたすらホームで待つことに。
いやいや、この国の小駅の不便さにはつくづく悩まされます。

日本だと駅を中心に町が発展しますが、この国ではそうでもないんですね。



前置きが長くなりました。そしてやっと来た普通列車に揺られること約20分。列車はBrookmans Park駅に到着しました。

これまた周りに何もない無人駅で、周りにあるものといえば一面に広がる草原だけ(ちょっと言い過ぎ)。降りたのも私一人だけでした。

さて、駅から線路沿いに伸びるfootpathに沿って歩くこと数百メートル、撮影地に到着。

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ここです。左手には牧場があり、牛くんたちが草を食べてのんびりしてました。



class 317 leaves Brookmans Park Station
まず来たのがこれ。First Capital Connect社による、Class 317の普通列車です。

Class 365 approaches to Brookmans Park Station
こちらも同じくFirst Capital ConnectのClass 365。こちらは急行列車的存在で、上の普通列車よりも長距離を結んでいます。
ちなみに、前と後ろの4両で塗装が違いますね。

class 91 leaves Brookmans Park Station
こちらはさらに格が上がり、Class 91による特急列車。長距離列車はNational Express East Coastという会社が主に運航しています。
IC225という愛称の通り、設計上は225km/hまで出せるのですが、信号システムなどの都合上、通常は200km/hまでで抑えられているのだそうです。

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ちょっと趣向を変えて。
・・・うーん、こういう写真のセンスないなぁ、自分。。

class 91 approaches to Brookmans Park Station
こちらもNational Express East Coast社のClass 91。
さっきのは国鉄塗装でしたがこちらは民営化後の新塗装です。

Class 317 approaches to Brookmans Park Station
再びClass 317。

HST with class 43 leaves Brookmans Park Station
もう一つの特急列車、Class 43によるIC125。最高速度は125km/h・・・と思いきや、実は125mph、つまり200km/hです。またClass 43の特急には、HST(High Speed Train)の愛称がついています。
この車両はいまだにイギリス中で見ることができる、国鉄時代の汎用型特急車両なのですが、引退するのもそう遠くはないようです。
・・・って前の記事にも書いたような。。

Class 313 approaches to Brookmans Park Station
Class 317と共に普通列車で運用されている、Class 313。

Class 365 approaches to Brookmans Park Station
再びClass 365。こちらはすべて普通の塗装ですね。

class 180 leaves Brookmans Park Station
こちらはFirst Hull Trainsという会社のClass 180による特急列車。
2000年デビューと、新しめな車両です。

HST with class 43 leaves Brookmans Park Station
Grand Central社によるIC125。真っ黒な塗装に独特のオーラを感じます(笑)

HST with class 43 approaches to Brookmans Park Station
再びNational Express East Coast社のIC125。
やはりこっちの塗装のほうが落ち着きますね(笑)

class 365 leaves Brookmans Park Station
そしてこいつで締め。


帰りはFinsbury Parkまで直行で行ったので往復切符が使えず、すごく損した気がします。

しかし今回は、いろいろな会社のいろいろな車両を撮れたので、非常に面白かったですね。
今回撮れなかった車両もまだまだあるので、いつかまた訪れたいです。

管理人が住む西の郊外からはちょっと遠いのが難点ですが・・・。

おまけ。
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Class 317の車内。

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撮影地付近の写真。本当にのどかな場所でした。
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2011/5/18

ネタ鉄in大英帝国  Mainline (London)

前回予告した通り、3月に走った臨時列車の撮影記です。

この国の臨時列車は、大抵が鉄道を使った旅行ツアー(Railturと呼ばれる)用なのですが、意外とこれが面白い。
2~3日に一回は国内のどこかで運行されている上、車両は昔の機関車や客車が主に利用され、SLもしばしば運転されます。
興味深く情報も手に入れやすい“ネタ”ということで、手軽な撮影対象としてファンの趣味生活に華を添えています。

まぁそんなこんなで、私が今回撮影したのは3月6日に運転されたRoal Scotts Greyというもの。この前日に、別の路線でSLによるRailtourがあったのですが、残念ながら時間的に撮影できず。
今回は、ロンドンで最も有名な撮影スポットの一つである、地下鉄Bakerloo LineのSouth Kenton駅近くの歩道橋から撮影。

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South Kenton駅。ロンドン地下鉄の駅としては稀な、無人駅です。

London Underground 1972 tube stock passes near South Kenton
歩道橋を通過するBakerloo Lineの1972 Stock。
この区間は地下鉄とNational Rail(元国鉄)が並走する区間として有名です。手前二本の線路が地下鉄の複線、奥の四本がNational Railの複々線です。

P1060919
こちらは、上の地下鉄とは逆方向からやってきた、Virgin Trains運行の特急列車、PendolinoことClass 390。
この路線は、LondonやBirmingham、Liverpoolといったイングランドの主要都市を結ぶ重要路線で、日本で言うと東海道線といった感じです。
そしてこの区間の長距離列車の運行を担当するのは、かの有名なVirgin Groupの鉄道部門。イギリス有数のサービスのよい鉄道として有名です。

London Midland class 350 near South KentonVirgin Trainsと同じ区間・線路でも、おもに中距離の各駅停車・快速列車を運行しているのがLondon Midlandという会社。これはその最新鋭、Class 350です。イギリスの新型の例外に漏れずシーメンス製で、よく見るとSouth West TrainsのClass 444などと共通の車体を持っています。
South West Trains Class 444 at Vauxhall
これがそのClass 444。本当にに同じです。
日本と同様、違う鉄道会社同士でも車体設計を共通にして、車両の製造コストを下げる目的があるのかもしれません。

ところでイギリスの鉄道は、同じ線路上をさまざまな会社の車両が走るので、日本とは違った意味で鉄道ネットワークが複雑です。もっとも、鉄道は複雑であってこそ趣味的に面白くなるのですがね。

P1060905
London Undergundことロンドン地下鉄の線路を走るこの黄色い電車は、London OvergroundのClass 378。なんだかダジャレみたいな名前ですが、Overgroundというのは、ロンドン交通局が運行する普通の列車(イギリス標準サイズの車両が、イギリス標準型の信号システムによって運転されている)のことです。そのためかOvergroundは、ロンドン交通局の鉄道システムでは例外的に、National Railのネットワークに含められます。
・・・もっとも、いくつかの区間では、ここのように地下鉄の線路上を、つまり地下鉄の信号システムを使って走っているのですがね。



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さてさて、列車の通過時刻が近付くにつれて、ファンの人数も増えてきました。
さすが鉄道発祥の国、そして鉄道趣味発祥の国、イギリス!「鉄道」というものが趣味の一つとして一般に知られている、世界で数少ない国の一つであります。
・・・私の後ろにいた人も含めて撮影者は10人程度。日本からすると考えられない少なさですが、この適度多すぎないなファン人口と、みんなお互いに気を遣いあう英国ならではのジェントルマン精神が、趣味活動をより楽しく充実したものにしてくれます。


・・・そして。
Class 55 'Royal Scotts Grey' near South Kenton
お目当て登場。
何とも味のある、イギリスらしい車両です。かっこいいなぁー・・・・
こういうところに大英王国の威厳を感じますね。日本と違ってロマンがあるというか。

Class 55 'Royal Scotts Grey' near South Kenton
後追い。こちの方が光線がいいというのは禁句で(笑)


初めての臨時列車撮影に大満足しながら、この後Bakerloo Lineを全線完乗して帰路に着きました。

おまけ。
P1060927
1972 Stockの車内。狭いのにセミクロスシートなのがなんかいいです(笑)


今日は以上です。では。
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2011/5/8

ロンドン郊外の無人駅にて  Mainline (London)

御無沙汰しております。
前回の更新からかなり空いてしまいましたね。申し訳ないです。

・・・さてさて、そんな訳で久しぶりの撮影記です。
実はこの撮影を行ったのは2月24日です。かなり撮影気が溜まってしまっていますね・・・。

Flickrから写真をアップロードする方法を会得したので、今回から使ってみることにします。そっちの方が断然早いので。。小さめに表示されている写真がそれです。なお、クリックすれば大きく表示することができます。

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これが今回撮影を行った、First Great Western鉄道のHanwell駅。閑静な住宅街の中にある小さな駅です。National Railのサインがなければただのアパートにしか思えないでしょうね(笑)

実はこの駅、大ターミナル駅であるLondon Paddingtonからわずか五駅であるにも関わらず、無人駅で、しかも列車は30分に一本しか停車しません!調べてみると意外とロンドン内にも数多くの無人駅があるようで、これらをうまく使えば、しかも駅員さんの目を気にすることなく駅での撮影が楽しめそうです。

First Great Western class 165 at Hanwell
この駅はとにかく通過列車が多いです(笑)
3両編成・気動車のの快速列車(Class 165)が快速線を通過。

First Great Western class 165 at Hanwell
同じClass 165の3両編成でも、こちらは殆どの駅に停車していく鈍行列車で、緩行線を走ります。しかしこの駅は見事に通過していきます(笑)

Heathrow Connect class 360 at Hanwell
じゃぁこの駅には何が止まるんだよっ!っと思った貴方!これです!これが唯一この駅に停車する列車、Heathrow Connectです!!
これは中心部のLonon Paddington駅からHeathrow空港までを結ぶ列車で、Class 165とは違い5両編成の電車(Class 350)です。
この車両、かの有名なドイツのシーメンス社製なのですが、びっくりするほど静かで揺れも少なく、乗るたびに「日本の技術負けてんな。。。」と思ってしまいます(笑)

Heathrow Express class 332 at Hanwell
通過線を走るこの列車は、同じくLondon PaddingonからHeathrow空港を結ぶ列車ですが、こちらは途中ノンストップのHeathrow Exprssです。これまたシーメンス製。
しかしこの車両、いつ見てもかっこいいなぁ。。できれば帰国する前にこの車両の鉄道模型がほしいのですが、残念ながら製品化されていない模様・・・。

First Great Western class 43 HST at Hanwell
こちらは長距離を走るディーゼル特急。
この機関車(Class 43)は国鉄時代に大量量産された名車で、未だに国内で幅広く活躍しています。日本で言うと485系といったところでしょうか。最高速度は125mph・・・えーと、だから、約200km/h!!世界最高速のディーゼル機関車の名を誇り、高速鉄道を新たに建設する予算のなかったイギリス国鉄に新たな時代をもたらした車両でもあります。
ただ各社とも、この車両の置き換えを検討し始めており、日立製とかの新型に代わるのもそう遠くはないかもしれません・・・。日本人としてなんか複雑です。

Heathrow Express class 332 at Hanwell
ホームの反対側の端から。これまでの写真はすべてロンドン発の列車の物でしたが、この列車はロンドンへ向かう便です。

しかし光線が悪かったので、すぐ元のポジションに戻りました。

freight train Class 59 at Hanwell
この路線は、貨物も数多く通ります。
この国の鉄道趣味は、どちらかというと旅客列車よりも機関車の方が人気があるようですね。数多くある鉄道雑誌もほとんどが機関車メインな感じがします。後は古い物好きな国民性の影響なのか、蒸気機関車にも関心が高いようです。雑誌以外の鉄道書籍は、ほとんどが歴史や廃止になった路線、昔の車両についてなことからも、鉄道趣味にも国民性が現れていることが伺えます。面白いですね。


・・・という訳で、初のFlickrを使っての更新でしたが、如何でしたか?
写真ちっちぇーよ!写真メインなブログじゃねーのかよ!!・・・と思った方がいらっしゃいいましたら、御連絡下さいまし。検討しますので。

次回は、イギリスで初めて`ネタ鉄`をしたときの撮影記です。

そういえば、来週は地下鉄Vctoria Lineで44年間頑張ってきた1967 Stock(前回の撮影記「国会議事堂の見える駅」参照)のさよなら運転です。張り切って行ってこようと思います。

ではまた!
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