2012/12/28

申し訳ありません。久しぶりの投稿  Mainline (outside London)

お久しぶりです。ここのところもう半年以上完全放置してしまい申し訳ありませんでした。
本帰国をしてイギリスの鉄道と疎遠になったことや、鉄道自体への関心が最近若干薄れつつあることなどが原因です。全く顔を出していない間にコメントも数件いただいており、それらの方々には本当に申し訳なく思っております。

さて、なぜこんな久しぶりにひょっこり顔を出してきたのかというと、先程PCのデータを整理していたところ、久々にイギリス時代の写真を見ました。撮ったはいいもののそれっきりになっている数多くの写真がもったいないと思い、今更ながら少しずつでもお見せしていきたいと感じた次第だからです。

これまでは、写真撮影記に軽いイギリスの鉄道情勢を紹介を兼ねるというコンセプトで記事を書いてきたのですが、さすがにこれからは文章をそんなに長く書いている時間はなさそうなので、なるべく質の高いものだけを中心に写真メインにしていきたいと考えています。

これからもよろしくお願いします。


さて、今日はさっそく昨年の夏の写真から数枚。

Scotrail Class 170 at Linlithgow
スコットランドの首都、エディンバラの郊外にあるリンリスゴー駅に到着するScotrailのClass 170。この車両はボンバルディア製で、あえて言うならばc2cのClass 3571の気動車版のような車両です(外見もよく似ていますしね)。
2編成がくっついていますが、スコットランドの二大都市エディンバラとグラスゴーを結ぶこの大幹線はいつも混雑しています。

P1100180

こちらはイングランド北部の湖水地方にある保存鉄道、ハバースウェイト鉄道の蒸気機関車です。わずか2〜3駅と区間こそ短いですが、沿線にあるウィンダミア湖のレイククルーズと連携して運行しており、同地を訪れる観光客には人気の鉄道です。それにしても、鉄道好きがボランティアで集まってこうして鉄道を運行しているのって、なんか素敵でいいですよね。

DLR P86 stock at Canary Wharf
ロンドンは大都市といえ歴史ある建造物が多いので、このような近代的な風景は意外と少ないです。その中で、近年になって再開発された東ロンドンの一角で・Docklandsは異彩を放っているといえるでしょう。東京を連想させる高層ビルの合間を、ロンドンの新交通システムであるDLR(Docklands Light Railway)の車両が駆け抜けていきます。
West Endia Quay駅にて撮影。隣のChanary Whalf駅は目と鼻の先です。

Class 4-6-2 no 60019 near Kew Bridge
以前も何度が取り上げたとおり、イギリスではツアー列車がよく蒸気機関車で運転されます。そんな日には地元を走るSL(英語ではSteamと呼びます)を一目見ようと、沿線の跨線橋や踏切には家族連れがたくさん訪れています。
写真は、ロンドンの西郊外、Kew Bridge駅とChiswick駅の間を駆け抜ける 4464 Bittern。流線型の青い車体が何とも勇ましいですね。

South West Trains Class 450 near Kew Bridge
上の写真と同じときに撮影した、South West TrainsのClass 450です、この車両は主に同社の短〜中距離列車に使用されています。
そういえば前から気になってるんですが、この会社の車両の塗装って、アメリカのSouth West Airlinesと塗装が全く同じなんですよね。なんか関係があるんでしょうかね。


夏休みは、こんな感じでヒースロー空港にも出向きました。世界中の飛行機が山手線みたいな頻度で離着陸する同空港は、いくらいても飽きない魅力があります。写真はBritish Airwaysの、日本ではかなり少なくなってしまったジャンボ。やはり今になってもかっこよさは健在です。


・・・と、こんな感じでこれからもぼちぼち少しずつ更新していきたいと思います。来年受験生になるまでに一通りお見せしたいところです。

最後にもう一度、長期間の放置申し訳ありませんでした。そしてこれからも当ブログをよろしくお願い申し上げます。
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2011/12/29

夏、海、c2c。  Mainline (outside London)

すっかりご無沙汰しております。もう年末だというのに、気付けば撮影記が半年分も溜まってしまいました・・・。
少しづつですが地道にupしていきますので、気長にお待ちくださいませ。

さて、今回upするのは7月5日の撮影分。この日はテムズ川の下流のほうまで行ってきました。

まずは地元から地下鉄District Lineに揺られること一時間、セントラルロンドンの東端Tower Hillへ。ここは駅名からも連想できるように、Tower of LondonやTower Bridgeの最寄駅であります。実は家からTower Hillまではそんなに遠い訳でもないのですが、このDistrict Lineというのが曲者でして、私が思うロンドン地下鉄最遅路線です。笑 駅間が短くスピードを出さないだけでなく、支線が多かったりほかの路線と複雑に交わっていたりで平面交差が多く、つっかえてばっかりの路線です。

...まぁとにかくTower Hillに到着。ここから歩いてすぐのところにあるのが、National RailのFenchurch Street駅です。

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駅の外観。シティと呼ばれるオフィス街の一角に窮屈そうに建っています。
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実はこの駅、ロンドンにあるNational Railの終着駅としては最小のものです。ホームは二面四線で、駅から直接バスや地下鉄の接続がないなど、ターミナル駅としては異彩を放っています。
実際、寝台列車から短距離列車までが分刻みで発車するほかのターミナル駅(Paddington,Waterloo、Victoriaなど)に対して、この駅に発着するのはc2cという会社の近郊列車だけです。


さて、そんな魅力あふれる(?)Fenchurch Streetから筆者が乗ったのは、Shoesburyness行きの列車。いくつか支線のあるc2cの路線の中でも、本線をひた走る列車です。

ところでc2cというユニークな会社名ですが、この言葉は一般的に、消費者間取引を意味するconsumer to consumerだとか、ゆりかごからゆりかごまでの意のcradle to cradleの略として使用される言葉です。なんでそんな言葉が会社名になったのかいろいろな憶測が飛び交っていたのですが、会社側の公式コメントによると、「とくにこれといった意味はありません。皆さんの想像にお任せします。たとえばわが社の路線が結ぶのはロンドンの"街"と"海岸"の地域(つまりCity to Coast)ですし、また、一つの会社としてもっとも大切にしなければいけないのは、お客様への責任と信頼(Commitment to Customers)というわけです。」
・・・以上、wikipediaの受け売りでした。笑

さて、London Fenchurch Streetを出発した列車は、東へひた走ります。しばらく新交通システムのDLRと並走、そしてそれと別れた後は、今度は地下鉄District Line、Hammersmith&City Lineと並走という、非常に面白い車窓が繰り広げられます。

こまめに停車を繰り返す地下鉄列車を軽快に追い抜き、列車はBarking、Upminsterと停車。BarkingでHammersmith&City Lineは終点、そしてロンドンの東端であり地下鉄の東端であるUpminsterでDistrict Lineは終点ですが、近郊列車であるc2cはこの先もぐいぐい東へ進みます。

Upminsterを出発しロンドンを抜けたあたりから、車窓は住宅街からイギリスの典型的な田舎へと変化。何もないところをかっ飛ばします。
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この列車は快速なので、いくつかの駅を通過しながら、着々とテムズ川の下流へと近づいていきます。そして数駅に停車の後、Benfleet駅を発車したあたりから右手に幅の広い川が見えてきて、次のLeigh-on-Sea駅からそれは海へと変わります。
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イギリスで初めて見る海にテンションが上がっているうちにも列車は海岸沿いを走り続け、次のChalkwellに到着。

列車はこの後若干内陸にはいるものの、終点まで基本的に海岸に沿って走ります。ただ今回は、撮影のためここで下車。
ここまでずっと定刻での運転でした。

駅から海岸沿いの遊歩道へ降り、少々散策。

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左の手前に見えるレンガ造りの建物がChalkwell駅です。あまりの海への近さに江ノ電を思い出してしまいました。

Leigh-on-Sea駅方面へ歩いていくと、跨線橋を発見。ここで撮影をします。

c2c class 357 between Chalkwell and Leigh-on-sea
日本で割と海に近い生活をしていたものですから、ロンドンの近くでこんないい写真を撮れるなんて、感動ひとしお。
ちなみにここで少し車両について書きますと、この車両は1999-2004年の間にc2c車に導入された、カナダのBombardier製のclass 357です。c2cが運行するのはは近郊列車のみで特急車両などの保有はしていないので、同社唯一の車両形式となっています。もともとは薄い青の車体だったのですが、最近c2cがバス・鉄道大手のNational Expressグループの傘下に入った時、同社のイメージカラーである白に塗りかえられました。

さて、ここで数本の写真を撮った後も、Leigh-on-Sea方面へ歩き続けます。

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保存されている(?)船と、海に浮かぶ数々のヨット。ここはエセックス州のヨットクラブがあるみたいです。

c2c class 357 between Chalkwell and Leigh-on-sea
先ほどの歩道橋から歩くこと約5分、いい感じの堤防が見つかりました。
泳いでいる人も多く、「夏!」という雰囲気ですが、実際はイギリスは泳ぐには寒すぎます。暖かい日でもせいぜい25℃前後ですからね。

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再びいい感じの歩道橋を見つけましたが、次の列車まで15分もあるようだったので撮影は断念。

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この先、線路と道は若干海岸線から離れ、海沿いのパブや商店が並ぶ一帯となっていました。
その区画を抜けると、もうLeigh-on-Sea駅はすぐです。

c2c Class 357 leaves Leigh-on-sea station
もうここのあたりでは海から川になっていますね。後ろの方にLeigh-on-Sea駅が見えます。周辺の建物に工場が目立つようになってきています。

c2c Class 357 approaches to Leigh-on-sea station
反対方面もパシャリ。後ろに見える道が、私の通ってきたところです。

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そしてLeigh-on-Sea駅へ戻ってきました。ここから帰路へ・・・といいたいところですが、この先に訪れたい撮影スポットがあったので、まだ歩き続けます。

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列車は川に沿って走り続ける一方で、道路は内陸へ向かって登って行きます。

そしてその道路の突き当りにある、footpathの入口へ。

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一気に線路の高さまで下ります。

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降りきったところ。奥に見える家々が、道路の突き当りのところです。

実はこのfootpathをまっすぐ行けば撮影地に着けたのですが、無駄な冒険心がわいてしまいまして、回り道をして新たな撮影地を開拓してみようと邪道を・・・。その結果途中で足場は悪くなるわ迷いかけるわで悲惨な目に遭いました。笑

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その迷いかけている途中に撮った一枚。今見返してみれば結構よさそうなアングルだっていうのは禁句で。笑

まぁなんだかんだで大幅に時間がかかってしまいましたが、無事に撮影地に到着。

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ここです。かの有名なストーンヘンジ・・・というのは真っ赤な嘘で、Hadleigh Castleという13世紀のお城の廃墟です。とはいえEnglish HeritageによってGrade Tlisted building(つまりもっとも保存するべき建物の一つ)として登録されているそうですから、日本でいう重要文化財ほどの価値はあるといっていいでしょう。

実はここ、公園といった感じで無料で自由に出入りできるようになっており、いろんな人ががそれぞれの時間をのんびり過ごしていました。

そんな中で私は、遠目に見える線路を走る列車をせっせとカメラに収めていました。笑

c2c class 357 between Leigh-on-sea and Benfleet

c2c class 357 between Leigh-on-sea and Benfleet
重要文化財とc2cの新型車両。

こんなことをしているうちに、夕飯までに家に帰れるぎりぎりの時間になってしまったので、ここで撮影を終了することに。

この後も、無駄な冒険心のせいで回り道をして駅まで行く羽目になったため、素直にいけば15-20のところを、結局40分くらいかけてLeigh-on-Seaまで行きました。笑
正直、この時初めて体力の限界というものを感じました。笑

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やっとの思いで駅に到着。疲れた〜!
ところで、こんな感じのホームってJR東日本にありそうじゃないですか?

待ってる途中に雨が降ってきました。さっきまで快晴だったのに、さすがはイギリス・・・。
さてさて、やってきたFenchurch Street行きの列車で帰路へ。
ぐっすり眠っているうちに気付けば列車はロンドンまで戻ってきていました。再び地下鉄との並走を楽しんでいたら、あっという間にFenchurch Streetに到着しました。

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車内の写真を一枚。シートが2+3というのは若干狭苦しい感がありますが、イギリスの近郊列車では標準的な配置です。ちなみにヨーロッパでは、リバーシブルの座席はまずなく、常に半分が進行方向を、残りが逆を向いているという状況です。座席の向きを自分で変えられるというのは、外国人が日本に来て驚くことの一つだそうです。

さて、この後はまたDistrict Lineに乗って一時間かけて西の郊外まで帰りました。
イングランドの東端からロンドン中心部まで40分、そこからロンドンの西の郊外まで一時間・・・。やっぱりDistrict Lineは苦手です・・・笑



さて、今回は少し遠くへ足を延ばし、そしてたくさん歩いた撮影でした。
疲れましたし道に迷いましたし時間もかかりましたが、ロンドンで行きかう列車たちを眺めるのとはまた違った視点でイギリスの鉄道を楽しめたんじゃないかと思います。
ロンドン在住時のいい経験、思い出になりました。
ただ唯一残念がることといえば、行きと帰りで乗車区間が異なったため往復切符が使えなかったことでしょうかね。笑


さて、おそらくこれが今年最後の更新となると思います。それではみなさん、よいお年を。

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