この地に通い始めて一年経った。
JR新今宮駅を降り立つと、そこから独特の匂いが充満している。
匂いにも慣れた。
「西成」と言えどもこの地はあいりん労働センターと通称三角公園、西成警察署後ろの四角公園を入れて1キロ周辺にも満たない狭い地域にある。
そこに2万人近くのおっちゃんたち、兄ちゃんたちがいる。
日本最大のドヤ街、日雇い労働者の街とされてきた。
周辺のドヤは昨今は福祉アパートと名を変えて、生活保護の相談から入居の世話まで請け負っている。
安価で泊まれるドヤは外国客に重宝されていると聞く。
経済は好況に向かっているとマスコミが言う。
しかし、この地に来るとそれがどの国を指して言っているのか分からなくなる。
街の至るところに酒の自販機が置かれ、市価より安価で酒が手に入る。
そのような環境のなせる業か、朝からワンカップを煽って道で寝ている人をあちこちで見かける。
またはベンツが駐車する家の前に、若い衆が見張りに立つ。
中では賭博が行われている。
人間の本性が蠢く街・・・・・・釜ヶ崎とはそんなところだ。
写真は三角公園での1500人分の炊き出し
おさびし山の住人 てる
