<例によって赤い字は関連記事にリンクしています>
あー、やべーやべー、エラいニュースを見落とすとこだった。つーのも今月7日にガン患者が起こしてた裁判で、
「混合診療の禁止に法的根拠はない」って判決が出たコトはけっこーニュースでもやってたけど、解禁反対の立場の最凶としちゃー、その後の動きにそれとなーく注目してたんだな。ところがぎっちょん、きのうに限ってヘルパーが午前午後と入ってたんで、ろくすっぽ新聞も見ないでいて、夜になってまずい発泡酒でイーカゲン酔っ払ってから、最近ゴブサタの医療系ブログを見てみたら、どひーーーーん、なーんとなんと、
ついに規制改革会議が動きだしてるじゃあーりませんか。ちょっと長いけど、いつもお世話になってる
「勤務医開業つれづれ日記」の中間管理職さんとこから引っぱってきちゃおう。
あ、ちなみにここのブログの冒頭にある
「医療堕落論」は、患者が見たら「ここまでヒドくなってんだ・・・」とショッキングだろーけど、医療崩壊を阻止するために医師と連帯するためには、ぜひぜひ読んでおくべきだと思いまっせ。
混合診療「全面解禁を」 規制改革会議、重点項目に
asahi.com 2007年11月16日
政府の規制改革会議(議長・草刈隆郎日本郵船会長)は15日、保険の利かない自由診療と保険診療を組み合わせた「混合診療」の全面解禁を、12月にまとめる第2次答申の重点項目に盛り込む方針を発表した。混合診療は現在一部が例外的に認められているが、厚生労働省は全面解禁には反対しており、年末にかけて議論になりそうだ。
同会議の松井道夫主査(松井証券社長)はこの日の記者会見で、厚労省が混合診療を原則として禁止していることについて「患者の選択権の話に官が介入するのはおかしい」と批判した。
松井氏はまた、東京地裁で今月7日に「混合診療の禁止に法的根拠はない」との判決が出たことをあげ、「国が控訴した場合、最重要課題として全面解禁に向けて論争する」とも述べた。
同会議は15日、地裁で勝訴した原告男性らから聞き取りをした。今後は厚労省との公開討論会や医師らへのヒアリングを予定している。
混合診療の解禁をめぐっては、規制改革会議の前身の規制改革・民間開放推進会議と厚労省が04年に対立。全面解禁は見送られ、例外的に混合診療を認める医療機関と医療技術を拡大することになった。その後、薬事法の認可要件が新たに加わり、同会議側は「規制改革の効果が限定的になっている」と主張する。
一方、厚労省は「安全性が確保できていない医療の誘いに患者が乗りやすくなる危険性がある。必要な医療は保険制度の下でしっかり提供していく」(医療課)として、全面解禁には反対する姿勢を崩していない。
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ちょっと解説しちゃうと、記事ん中にもあるように、この「規制改革会議」ってのは、このブログでもさんざんネタにした
規制改革・民間会報推進会議が発展したヤツね。くわしいコトはこのブログの
「よーく考えろとアヒルが言った」あたりを読んでもらうとして、早い話が
日本を医療や保険の市場として狙っているアメリカの政財界のゆーことを聞いて、国民皆保険制度をぶっ壊して保険会社に医療を支配させて、Sickoみたいに金持ちしか満足な治療が受けられないアメリカ並みにしようというスバらしいビジョンをお持ちのトコなんだな。なんせ推進会議の時の議長だったオリッX代表の宮内某は、
「病気を治すために家を手放す人がいてもいい」ってな歴史に残る迷発言をしているくらいだから、どーゆー社会を目指しているか、良ーくわかるでしょうな。
新聞によりますとぉ、どーやら早速この裁判を起こした患者を取り込もうと動き始めたよーだけど、べっつにこの人に限らなくたって、すでに何年も前から、ガン患者を混合診療解禁のきっかけに使おうとしてるよーに見えるんですけどー。それもあくまでも「患者の選択権」のように見せてね。
セッパ詰まってる患者的には、
混合診療解禁すればきっといいことがあるに違いないと刷り込まれているみたいで、あちこちのブログをのぞきに行っても、原告患者をショーサンする声ばっかり。これってどっかで見たコトあると思ったら、ちょっと前に
「ガン患者大集会」あたりで盛り上がっていた「未承認抗ガン剤の早期承認」を求めるのと同じパターンじゃん。
なんせガンは、よく
「死ぬまでの準備ができる病気」なんて言われちゃうけど、一般的なガン患者のイメージにあるみたいな、ベッドから起きられなくなんてのはホントに死に際だけって場合も多いから、健康な人と同じに行動できる時間が長いよなー。トーゼン自分たちのための「運動」だってやれちゃうわけ。それこそ
「死に物狂い」でね。
んでもって数だって何十万人もいるわけだから、考えを一つにまとめるよーにコントロールできれば、すんごいパワーになるんじゃね?。
しかも世間的には
「壮絶な闘病→気の毒」という刷り込みができてて、ガン患者は特別扱いされるもんと思われているから、
その主張に真っ向から異論を唱えるなんて、世論のほとんどを敵にまわすよーなもんだよな。こんなパワーのある集団を、目ざとい経済界が放っとくワケないと思うんだけどどーよ。
今まではメディアを使てガンのイメージを操作したり、
患者や家族の団体にアメリカ医療の素晴らしさをせっせと吹き込んだりと、陰でコソコソやってたみたいだけど、いよいよ本性をむき出してきたなってーのが、このニュースからも見え見えだね。
さーて、それじゃー国民皆保険制度はぶっ壊れても、ガン患者にとって都合がいい医療になるのかって―話は、長くなったので次回のココロだー。
ずーっと休んでいたのに、意外とランキングが落ちていないのはありがた山のからすとんび。とても足向けちゃー寝られないんでヒザ立てて寝てますんで
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