そろそろ10月も半分が過ぎちゃったけど、今月はピンクリボン・キャンペーン月間であることはご存知の通り。
このキャンペーンについては、昨年大会に参加した時点で、
●会場のロビーがほとんど検査機器企業などの見本市状態だったり、関わっている巨大患者会が「○○製薬からの援助でホームページを作ってます」と平気で公言していたり、企業関係者特別席が大量にとってあったり、便乗した企業のキャラクターがシンボルになっていたりなど、患者主体というより、企業がイメージアップや宣伝に利用している印象が強い。
●会場の写真撮影を禁止したり、病院紹介のリストではキャンペーン反対派の医者の存在を抹殺したりするなど、情報操作が感じられる。
●シンポジウムの中でも、補助療法をテーマにした演者が、副作用に苦しむ患者が多いにも関わらず、それにはふれない場面があり、製薬会社に配慮しているのではないかという印象を持った。
●そもそも20代、30代からの自治体の早期検診に意義を感じていない。
などの点から、非常に疑問を感じていたので、今年は早くから参加しないことを決めていたし、新聞に出ていても読み飛ばす程度だった。
ところが、あちこちのブログをのぞき回っていたら、こんなものを見つけちゃったんだな〜。
「ピンクリボンの方向」
http://easylala.exblog.jp/3570537
早い話が、キャンペーンのために募集した「ピンクリボン・デザイン大賞」に決まったコピーやポスターが、乳ガン患者の気持ちに配慮していない、という議論が盛り上がっているんですね。実はこのコンテストには、去年のGEみたいに賞金稼ぎで参加しようと思ったんだけど、「宣伝会議」(広告ギョーカイ人の必読雑誌)がからんでいて、いかにもギョーカイ向けだったんでやめやめ。あとから入賞作を見たら、美術を仕事としている最凶の目から見ても、「何じゃこりゃー」ってものがほとんどだし、審査員もギョーカイ関係者ばっかり。これじゃ患者から声が上がっても無理はない。
これについては事務局サイドもヤバいと思ったらしくて、ホームページの中で
「ピンクリボン・デザイン大賞の裏事情」
http://blog.yahoo.co.jp/pinkribbon_fes/12632175.html
なんて記事を書いているけれど、これを読むかぎり、この企画を進めている連中の顔は、乳ガン患者でなく、参加するデザイナーやコピーライターなど、ギョーカイの人間の方しか向いていませんね。なんたって一番の気がかりが「徹夜作業をしてくださったデザイナーさん」への迷惑なんだもん。「涙がでそうになりました」なんて、甘えてんじゃない!。自分たちの意識の低さが問題なのに、「ちょっといい話」にすり替えようとしている意図が見え見え。言い訳上手なギョーカイ人と付き合う機会がたびたびあった最凶としては、こりゃ事務局のメンツは、ほとんど広告屋に違いないという疑念を、ますます強くしましたね。
何だか乳ガン患者の存在を食い物にしているような、いやーな感じ。今年の春、乳ガンをテーマにしたドラマ「87%-私の5年生存率」が、患者からの抗議殺到で、放映途中でタイトルの後半を削るハメになった例みたいに、病気について一番発言権を持っている患者自身が、バシバシ声をあげていかないと、企業の論理に足をすくわれちゃうぞ。キャンペーンというのは、推進するヤツの得にならなきゃやらないんだからね。
このての話って、企業がコミュニティーのシンボルを乗っ取ろうとした「のまネコ」騒動と、なんだか似ている気がするのは最凶だけでしょーか。
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