旧パラを検証する32
第四号2
旧パラ最大のイベントであった、百人一局集の募集記事か出ている。
(私は旧パラの最大のイベントは「百人一局集」・最大の功績は「看寿賞制定」だと思っている。)
----------------------------------------------------------------------
特別募集 百人一局集 詰将棋新題募集
〇本誌明春新年号の特別別冊附録として、現代作家(専門家を除く)百人一局集を刊行する。尚この機会に一言申し添えておくが、経済情勢に大なる変動のない限り、本誌の定価は上げぬと云ふ事、会員が増加して利益が出れば、増頁の方へフリ向ける方針を堅持してゆくことを宣言しておく。
〇目下考えている応募規定は次の通である。
1、 絶対良心的に自己の新作(他誌に未発表のものなら可)であり、剽窃、焼き直し等の非良心的なものを排撃する。
2、 1の条件に合致し、然も自己の最高傑作と思われるものを選定投稿されたい。
3、 作品には、小篇、中編、長編、曲詰等種々のものがあるわけであるが、自己の力量を考えて、徒に中編或は長編を狙わず、ピリツと胡椒の利いた小篇は最も歓迎する所である。尤も実力者の大作はもとより歓迎する。
4、 作品の検討は最緊要の事となろう。余詰、早詰、不詰等の不完全を発表すれば百人一局集の価値がなくなる。依って充分自己に於いて検討の上投稿されたい。勿論本会に於いてもあらゆる手段を尽して充分の検討をつくす覚悟です。
5、 入選作品は「百人一局集」に収録発表する事は勿論であるが、その作者には次の表彰を行う予定である。(変更するかも知れぬ。良い方に・・・。)
A、入選メダル贈呈
B、百人一局集を五冊づつ贈呈
6、作品応募締切。明年新年号は十二月初旬発行の予定であるから、従って作品応募締切は検討往復等の時間を考慮して、本年八月三十一日とする。
7、用紙。
自由であるが整理の都合上ペン又は毛筆で明瞭に作意(変化の詳細)手順を記入されたい。
尚検討の為必要に付、同一のもの五通を作成し一枚毎に住所氏名を明記されたい。非常に面倒であるが、編集部の多忙を御推察あつて、お助け願いたい。
8、宛名紳棋会内「百人一局」係
尚応募用紙一枚一枚に「百人一局」原稿と明記されたい。他の詰将棋原稿と区別する為に必要です。
9、おことわりしておくが、大道棋の改作ものは本募集では絶対受取らない。しれは大道棋改作図式係の方へ廻します。
10、図面にミスがあると思わぬ時間を空費する事となるから、図面は明瞭(特に成銀、成桂、成香の如く書かれたい)に記されたい。
〇大体以上の規定でゆく、既成大家は元より、新人諸氏の奮起を熱望し傑作佳作に満ち満ちた「百人一局集」
を皆さんと共に実現したいものである。
〇尚本件に関し御意見があれば遠慮なく聞かせて頂きたい。
紳 棋 会
百人一局係
-----------------------------------------------------------------------
主幹の文章はやっぱり熱いですね。こんな文章書かれたら、良い作品を応募したくなりますよね。
昔は短編とは言わないで、小篇と言っていたのですね?これも初めて知りました。
しかし、コピーの無い時代に5枚も同じことを書くのは、流石に面倒くさいですね。
この主幹の意気込みもあってか、新年号は旧パラ最大の発行部数となり、全盛期を迎えることになるのです。