梅雨時の晴れ間を縫って、久々に林道ドライブに行ってきました。
今回のルートは御荷鉾(みかぼ)林道〜日窒鉱山〜中津川林道〜大弛峠〜クリスタルライン ・・・という予定でしたが、前日深酒をしてしまい、家を出発したのが予定より3時間遅刻・・・。もうこの時点で予定をどこか削る必要に・・・。
中央道・調布IC⇒八王子JCT⇒圏央道⇒鶴ヶ島JCT⇒関越道⇒花園ICと高速を使い、
まずは御荷鉾林道へと向かいます。
御荷鉾林道とは、林道マニアで知らない人はいないという位メジャーな林道で、群馬の鬼石(おにし)〜南牧を結ぶ、実に全長50kmにも及ぶ林道です。群馬・埼玉・長野の県境の稜線沿いを走る道で、昔はほとんどの区間がダートでしたが、近年の他の林道と同じく舗装化が進み、ダート区間は塩ノ沢峠以西の僅かな区間のみとなってしまいました。
また、07年秋の台風によって、かなりの区間で崩落・落石・通行止めが出ており、現在も八倉峠近辺は道が完全に崩落しており、復旧はほぼ不可能といわれています。したがって、関東有数の長距離林道として名を馳せてきたこの道も、いまや寸断箇所が多く、ピストン林道となってしまいました。実際、今回もあちこちで崩落の後がありました。台風被害の凄まじさを再認識させられました。
まずは、御荷鉾林道入口近くにある「地すべり資料館カッピー」へ。
しかし、地すべり資料館ってすごい名前(笑)。調べてみると、結構全国あちこちにあるようですが。国交省の事業のようです。もちろん無料!無料にしてはかなり楽しめます。
まずは集水井(しゅうすいせい)へ。集水井とは、地すべりの原因となる地中の水を部抜くための施設。
足元の金網を覗くと・・・
こんな深さまで掘りぬいてあります。高所恐怖症の人にはかなりきついかと。
地すべりや噴火などのビデオ上映
すごいビデオタイトル(笑)
2階へ上がると展望室が
これから走りに行く西御荷鉾山等が一望できます
この近辺(譲原地区)のボーリング作業時に、実際に抜き取った岩石。
深度ごとに並べられており、その色・形の違いがよく分かります。
この施設の名前の由来にもなっているマスコット「カッピー」。
かなりハマりました(笑)
この施設を運営している国土交通省関東地方整備局利根川水系砂防事務所の
共通マスコットらしいです。
来訪ノートが面白い!まずは「カッピー大好きLOVE」(笑)
来年もまた来ちゃいますか?ずいぶん先の話だが、1年1回にするほど敷居高くないぞ(笑)
・・・
そして今回の主目的、御荷鉾林道へ・・・。
全線走破したかったのですが、先の八倉峠が崩落・通行止めのため、
時間の兼ね合いもあり、今回は仕方なく鬼石〜塩沢峠のみに。
したがって、今回通る区間は全線舗装路です。
さて、御荷鉾林道を塩沢峠で降り、R462⇒R299で志賀坂峠へ。
ここからは、金山志賀坂林道で八丁峠を越えて秩父へ。
次の目的地、日窒鉱山へ。
日窒鉱山とは、その名の通り日窒という会社の創業する採石場なのですが、秩父の山奥にあるため、作業員は当然住み込みで従事されており、最盛期にはかなりの人数の方が住んでいたらしく、レトロな建物・小学校・郵便局などを含む集落が当時の姿そのままで残っているのです。
こんな山奥に突如昭和初期の建築物があちこちに広がる様は、まるで本当にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。廃墟マニアの方の間でもかなり有名な場所です。
とはいえ、ここはまだ現役の鉱山ですので、ここで住み込み、作業に従事されている方も大勢いらっしゃいます。また、建物等は日窒の私有地なので、無断で入ったりしてはいけません。作業の邪魔にならないよう、遠くから眺めるだけにしましょう。
当初の予定では、ここからこれまた有名な中津川林道⇒大弛峠⇒クリスタルラインで美味しいと評判のほうとう屋へ寄って帰る予定でしたが、どうあがいてもほうとう屋の営業時間に間に合わないため、仕方なくr210⇒R140⇒雁坂TNで山梨に入り、牧丘からr210でクリスタルラインへ・・・
こちらが目的地のほうとう屋「藤原庵」。ご主人が本当に良い方なんです。
昇仙峡からかなり上がった山奥にあるお店。純朴なご主人と地物の山菜と野菜、こしのある手打ち麺て作るほうとうは、非常にシンプルな味付けながら癖になります。
営業時間は17時まで、しかも11月〜4月は休業というお店。
山道を走りなれていない方や、この当たりの地理に詳しくない方は、クリスタルラインからではなく、昇仙峡・荒川ダム方面からアクセスした方がいいかと思います。
まずは、ご主人が近所の山で採ってきた山菜の盛り合わせ。
みずみずしく、変わった山菜もいくつかあり、中々の珍味です。
中央のオレンジ色のは木苺。これは初めて食べました。
しかし、この量で700円はちょっと高いですね。
そしてお待ちかねのほうとう。
季節ごとに具材が異なりますが、6月のこの時期は、にんじん、ジャガイモ、木耳、岩茸、油揚げ、インゲンなど。とにかく野菜が半端じゃない量入っているのですが、どれもみずみずしくて美味しいんです。インゲン食べてこんなに美味しいと思ったのは、初めてです。
また、麺も手打ち麺でとにかくこしがとても強いこと。また、厚みもあって、どちらかと言うと水団のような食感。味は味噌仕立てですが、最後のスープに野菜のうまみが凝縮されており、味付け自体はあっさりしているものの、後引くコクがあります。
春先はたらの芽や独活、秋は茸類で出汁をとるそうなので、今度は季節を変えて再訪したいお店です。
【地すべり資料館カッピー】
群馬県藤岡市譲原1722-1 TEL:(0274)52-4225
http://www.ktr.mlit.go.jp/tonesui/siryoukan/index.htm
【藤原庵】
甲府市黒平町848 TEL:055−287−2553