別件でリサーチしてたら、こんなpdfファイルを発見した。
■イタリアにおけるコミック・アニメ市場基礎調査
(
日本貿易振興機構・ジェトロ 07/03)
(pdfファイル版)
(鬱陶しいヒトはGoogleキャッシュHTML版)
「無断転載を禁じます」と各ページに書かれているので、大雑把に読んだ感想だけ。非常に少ない期間ではあるが過去、イタリアに幾度か通った経験からいうと、総括的には間違っていないものの、日本のマンガに対する知識不足のためにまとまりきっていない、という印象。ただしインタビューされたヒトが語った内容自体は、足を運んだだけでは推測に過ぎなかった部分の事実を伝えてくれている。
日本マンガ輸入のパイオニアであり、我がコレクションの一角をなす『デビルマン』や『マジンガーZ』などを出したグラナタ・プレスの紹介や、日本製アニメの輸入順(最初に上陸したのは『小さなバイキング・ビッケ』だとか。
俺がイタリア行った時も再放送してたよ)などは興味深い。
ただしコレは知ってか知らずか触れていないコトがある。マイナス面では
『美少女戦士セーラームーン』のヒットを受けて、イタリアの国会が「男性を去勢する内容だ」と論じた有名なエピソード。ローマっ子に訊いたら「
連中はヒマだからそういう話をするしかないのさ」と言っていたが(笑)。また、イタリアやフランスなどから日本製アニメフィルムが、無断で東欧に翻訳されて輸出されていたらしい、という話もある。コレに関してはその浸透度も含めて事実関係をヒアリングして欲しかった。要はそれを見た世代、という
市場の芽があるコトになるでしょ。
プラス面においても
『UFOロボグレンダイザー』や『ルパン三世』が好評を博してある世代の共通言語化している件には触れていないし、コミケかアキバで仕入れた日本の同人誌や、キャラクターグッズがガレージキットに至るまで持ち込まれているコトも知らないが故に訊き出せなかったようだ。(20世紀末期には綾波レイのキットが売っていたし、二次創作の『エヴァ』エロマンガはキオスクでも売っていた!)
この調査をするに当たって最低限の知識を要する、というのは大事なコトで、自国作品なのに英語タイトルから判断してリストに書く際に
『UFOロボットグレンダイザー』、『ラムー』(多分『うる星やつら』)、『カードキャプチャーさくら』、『タイガーマン』(名作『タイガーマスク』!)などとやってしまうようでは…。
我らが豪ちゃんの
『魔王ダンテ』を『マオ ダンテ』ですよ!(…ま、コレはしょうがないか…『毛 段手』とか書くと思ったんだろうか…苦笑)
これらいずれも本国イタリアの各出版社サイトに行けば、かの国の人たちは間違っていないコトがすぐに分かる。どうして日本側の識者を入れなかったのだろう?もう一つ言えば、このヒアリングやリサーチはイタリアに足を運んで行われたのかどうかすら、疑問に思えてくる。大都市には必ずあるマンガショップの品揃えを見れば一目瞭然だからだ。電話で聞いてない?
つまるところ、こういう資料片手に日本のアニメ・マンガを実に良く知る
日本のファンとイタリアのファンの間に、全く門外漢がフラフラと入ってくる危うさを感じてしまうのだが…知財立国日本マンセー。マンガくらい読もうよ。麻生さんはこの報告書のコト、知ってるのかなあ?
<ジェトロ - 日本貿易振興機構>
http://www.jetro.go.jp/indexj.html
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