
『原罪の庭』 篠田真由美
ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。その血塗られた密室に置かれたチェストで、天使のようにまどろむ7歳の少年。ただ1人生き残った彼は、しかし言葉を失っていた。闇に閉ざされた魂を救うため、最大の謎「薬師寺家事件」に挑む桜井京介。建築探偵シリーズ第1部の掉尾を飾る傑作。
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ第5弾!
そして、建築探偵シリーズ・第1部完結編!
篠田さんの作品は2007年12月13日の日記に書いて以来かな?ちょっと間があいてしまった。
このシリーズ通してお決まりの感想なんですが、この人が犯人だと思う伏線やヒントで結構分かり易い部分があるんですが、犯人の動機やら、犯行手順やらなんかがさっぱり分からないって事があります。
描写が凄かった。細かくは書きませんが、読み始めの頃に読んでいて頭の中に画がリアルに浮かんでちょっと気持ち悪くなったくらいでした。
あとキャラクターが個性的過ぎるので何気ない会話をしてるだけのシーンでも楽しめます。森博嗣さんや、京極夏彦さんの作品の魅力と同じ感覚です。
前回は【栗山深春】視点で描かれていて、なおかつ深春と京介の出会い回でもありました。そして今回は、【蒼】との出会いの回でした。蒼との出会い、蒼の本名、蒼の過去が分かる作品です。
キャラクターに対しての思い入れの強さが分かる回でもあります。
このシリーズは頭から順番に読んでいった方が良いです。いきなりこれから読み出すと面白さが半減してしまうかもしれません。いくらシリーズ最初から読み始めて【蒼】の存在が気になるからといってもです。
シリーズを締めくくるのに相応しいエピソードだったと思います。
キャラクターが立ってる作品が好きな方にはお薦めのシリーズかも。あとは森博嗣さんの【S&Mシリーズ】とか、【Vシリーズ】とかがお薦め(森博嗣さんのこれらのシリーズは会話も面白い)。
それにしても、今回のエピソードは同人誌にされそうな確率が高い話だったなぁw(そういう見方も出来るってだけですよ)
腐女子、貴腐人ならお気に入りになられるかと・・・・・・。
前回の本の日記で「これを読んだら、同じ作者の同じシリーズの本を読むつもり」と、書きましたが、今は違う作者の本を読んでます。この作品で第1部が終わったので、ちょっとこのシリーズは一休みしますw でもすぐ再開するかもw でもまだまだ読み待ち本は沢山あるからなぁ・・・・・・。それ以外でも読みたい本は沢山あるし。あぁ、もっと早く本が読めたらなぁ。