前の患畜さんの処置が早く終わったそうで、予定よりも、少し早くひなの麻酔開始となった。
麻酔から動脈像影。
これで、尿が漏れている箇所を特定し、手術・・・・
手術に入った時点で呼ばれ、モニターで手術の経過を見守る・・・という流れのはずだった。
が。
呼ばれたところ、まだ像影中。
手術は中止とのこと。
というのも、像影の結果、尿管からの尿の漏れは確認できず。
確認ができない状態で、お腹を開くのは無意味だし、腎臓摘出するのも意味がない。
というものだった。
そりゃ、そうだ。
が、話はこれで終わらない。
一般に、腎臓へ流れる動脈は、腎臓内部で二股に分岐しているそう。
像影の結果、ひなはその動脈が左右の腎臓ともに分岐しておらず、腎臓の下のほうにしか血流が流れていないとのこと。
つまり、血管が2本あるところが、1本だけ。
腎臓は、2つあっても1つの機能(!?)
手術室に入れてもらって、再度像影を流しながら、様子を見てもらったところ、左右ともに、本当に腎臓の下のほうにしか液体が流れない。
上半分は、使われていなかった。
つまり、血管の奇形(?)で、ひなは、今までも、おそらく半分ずつの腎臓で生きてきていたのではないか。
今回、なんらかの原因で、腎臓の機能が低下し、急性の腎不全を起こしたのかもしれない。
腎臓から、尿が染み出したのかも・・・?
ということだった。
いや、もしかしたら、ちょっとずつちょっとずつ、低下していたのかもしれないとのこと。
でも、腎臓は1つでも大丈夫なわけだから、血液検査しても、異常値としてでることもない・・・そうだ。
(カテーテルで動脈像影しないと、今回のことも分からなかったそう。エコーじゃみえないんだそう)
ひなは、2年ほど血液検査をしていなくて、エバとともに、そろそろしなくちゃ・・・と思っていた矢先だったから、最近どうだったかといわれると、分からないんだけど、今まで、BUNやCreaが異常だったことはない。
でも、見た目の生活では、変わったようには見えなかった。
ただ、いつもやる気がないような、かったるいような子だったのは、慢性的に、体がかったるい感じだったのかも・・・と、なんとなく腑に落ちるような気がするんだけど。
そんなわけだから、静脈からの造影検査では、腎臓がはっきり映らなかったのだろうということだった。
現時点では、腎臓からも、尿管からも、漏れはなし。
それに、少しずつではあるものの、漏れ出た尿は、吸収されて、少しずつ減ってきているようだということだった。
ともかくも、手術は意味なし。
じゃあ、どうするか。
輸液の点滴で、様子を見るしかない。もう残された道は、これだけ。
吸収された尿が、再度腎臓でろ過され、尿として出ていき、少しでも腎臓機能が回復して、食欲が出てくることを待つ。
「この子の生命力にかけるしかない」
え?それって、先日手術しなかったら、1週間の命って言われたのと、同じ状態?
手術せず、家に連れて帰ったら、もって1週間といわれた先日なんだけれど、まぁこれは、点滴をせずに・・・ということだから、点滴をしていたら、違うのかな。
手術なし・・・といわれ、よかったのか悪かったのか分からないのだけれど、状態が改善したわけでは、全然ないのだけれど、なんだかほっとしたというか、力が抜けたというか・・・。
まだまだ、全然楽観できない。
余命1週間ということで、変わらないのかもしれないし。
「もう手がほかにない」といわれたのと、同じなのかもしれないし。
ただただ点滴をし、自力での回復を祈るだけ。
さすが姫。どんでん返しまでご用意とはね。
きっちり、ばっちり、心配させる。
担当医じゃないけれど、ほかの獣医さんには、「予後はかなり厳しい」と、つまり生存の可能性は、かなり厳しいといわれたりもしている。
でもね。
昨夜までは、病院に着くまでは、いつ「急変、死亡」っていう電話がなるかとどきどきで、携帯をずっと握っていたけれど、なんだか、急に、なんの根拠もなく、まったくなんの根拠もなくなんだけど・・・
・・・自然に、少しずつ、治ってまたご飯を食べるような・・・
ふと、そんな気になった。
まったく根拠も、自信もないのだけれど。
「うちの子が死ぬはずない」
っていう、まったくナンセンスな、ただ、実感がないっていうだけなんだけど。
夕方、実家に行ったら、母が
「そうよ、なんかね、1週間ぐらいしたら、元気になると思っていたのよ、私は!!
きっとね、夏ばてよ、夏ばて!夏ばてして、ちょっと腎臓が弱ったところだったのよ。少しじっとしていたら、よくなるのよ」
「・・・・」
私は、やっぱりこの人の子だな・・・と、思った瞬間。
ご飯君も、「親子だねぇ」と笑っていた。
まったく根拠ない、決め付け。
母にかかれば、腎不全も、
夏ばて!
いや、でも私は母よりは、ましだと思うんだけど(爆)
今回、この子たちに救われた。
ひな1頭だけだったら、部屋でパソコンに向かって、腎不全を調べまくり、ノイローゼになっていたかも。
でも、まだ5頭もいるのに、なんだかすごく少なくなった気がするし、5頭のだれも、1頭の代わりにならないんだっていうことを、痛感。
ひなは、ひななんだなぁ・・・と、当たり前のことをつくづくと実感。
そして、最近ゴンの誕生日を迎えるたびに思っていた、「クオリティ オブ ライフ」。
これに直面して考えさせられましたですよ。
まさか、ゴンより先に、ひなで直面するとは思わなかったけれど。
麻酔から目覚めたひなを確認して帰宅。
考えだすと、まだ心がざわつくんだけれど、ピカイチな後ろ向きなんだけれど、がんばって、前向き、前向き。
なんだかまとまりのない散文でごめんよ〜

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